Web3企業のStartale(スターテイル)グループは25日、デジタルアセットを管理するスーパーアプリ「Startale App」の日本版「Startale App Japan Edition」を提供開始したと発表した。日本語インターフェースに加え、円建てでのポートフォリオ表示に対応し、国内ユーザーが使いやすいようにした。
円建て対応とJPYSC連携を視野
スターテイルアプリは、デジタルアセットの管理とオンチェーンサービスの利用を一つにまとめたアプリだ。中央集権型の取引所に資産を預けるのではなく、ユーザー自身がウォレットで保有・管理する「非カストディアル型」を採用する。アカウントアブストラクション(AA)に対応し、煩雑なオンチェーン操作も簡素にした。
日本版では、イーサリアムとソニューム上の資産管理、日本語での入金・スワップ、各種サービスにつなぐミニアプリ、米ドル連動ステーブルコイン「USDSC」を運用するEarn機能などを利用できる。同社は今後、自社がSBIグループと共同開発した円ステーブルコイン「JPYSC」との連携も視野に入れているとした。
スターテイルの渡辺創太CEOは、今回の提供開始を、オンチェーン金融を国内ユーザーに身近に感じてもらうための一歩だと位置づけている。
提供開始を記念し、6月25日から7月25日まで期間限定のキャンペーンも実施する。期間中にアプリへ10 USDC以上を入金するか、Earn Vaultへ5 USDSCをデポジットしたユーザーに、アプリ内ポイント「STAR Points」を付与する。なお、このポイントは現金などと交換できないものとされている。
SBI・ソニーが支えるスターテイル
スターテイルは、SBIグループとソニーから出資を受けるWeb3企業である。2026年3月には両社などから総額6,300万ドル(約100億円)のシリーズA資金調達を完了し、その資金で消費者向けスーパーアプリの開発を進めると説明していた。今回のアプリ日本版は、その戦略を形にしたものといえる。
共同開発相手も厚い。アプリが対応するソニュームは、スターテイルがソニーと共同で手がけるイーサリアムのレイヤー2(L2)だ。機関投資家向けのオンチェーン金融と、一般ユーザー向けのアプリ。その両面を同時に進める点に、同社の特徴がある。
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シリーズAの円換算額は2026年3月の発表時点による。



