仮想通貨カードRedotPayが日本で新規登録停止|いつまで使える?代わりのカードも

仮想通貨カードRedotPayが日本で新規登録停止|いつまで使える?代わりのカードも
JinaCoin編集部
9 Min Read
Highlights
  • RedotPayは、日本の暗号資産交換業などの登録を受けていないとして、日本での新規登録とアプリ配信を止めた。既存ユーザー向けのサービスも順次制限し、最終的に終える予定
  • 終了日や残高の扱いは、10月24日時点で発表されていない。ウォレットの暗号資産は、10月24日時点のヘルプでは外部へ出金できると案内されている。アプリ内の「USDs」は出金できない
  • 代わりのカードとして、Tria(トリア)とether.fi Cashを紹介。どちらも金融庁の暗号資産交換業者登録一覧には載っていない点に注意が必要

暗号資産(仮想通貨)で支払えるカードを提供するRedotPay(リドットペイ)は、2026年10月19日に更新したお知らせで、日本での新規会員登録とアプリの配信を止めたと発表しました。日本に住む既存ユーザー向けのサービスも順次制限し、最終的に終える予定です。

この記事では、何が止まったのか、既存ユーザーがいま確認しておきたいこと、RedotPayの代わりに使える仮想通貨カードを紹介します。

関連:仮想通貨カードおすすめランキング9選

RedotPayが日本で新規登録を停止

RedotPay

RedotPayのヘルプセンターに掲載された日本在住者向けのお知らせ(10月19日更新)の内容は、次のとおりです。

日本在住者向けのお知らせの内容
状況内容
発表済み日本での新規会員登録を停止
発表済み日本のApp Store・Google PlayでのRedotPayアプリの配信を停止
時期は未発表日本に住む既存ユーザー向けのサービスを順次制限し、最終的に終了
時期は未発表買収したとするBTCボックスを通じて、日本の法律に沿ったサービスを準備

お知らせは日本居住者を対象としたもので、日本以外の地域のユーザーには影響しないとしています。

停止の理由は日本の登録を受けていないこと

お知らせでRedotPayグループは、日本の暗号資産交換業者の登録やその他の業登録を受けておらず、日本の利用者に提供しているいまのサービスは、日本の規制の要請を満たしていないと認めています。

金融庁の暗号資産交換業者登録一覧(2026年9月30日現在)にも、RedotPayの運営会社は載っていません。

BTCボックスの買収を発表

RedotPayは、国内の暗号資産交換業者であるBTCボックス株式会社を買収したとしています。BTCボックスは2017年9月29日に登録された業者で、今後はBTCボックスが日本の利用者向けに、日本の法律に沿ったサービスを準備するとしています。

買収の時期や金額、日本の既存ユーザーがBTCボックスへ移れるのかは、まだ示されていません。BTCボックス側の発表も、10月24日時点では確認できていません。詳しくはRedotPay日本向け終了のニュースで紹介しています。

既存ユーザーはいつまで使える?わかっていること

10月24日時点で、RedotPayは日本の既存ユーザー向けサービスの終了日を発表していません。お知らせでは「詳細は改めてご案内いたします」としています。

10月24日時点の状況
項目状況
新規登録停止済み
アプリの配信停止済み(日本のApp Storeで配信されていないことを編集部が確認)
既存ユーザー向けのサービス順次制限し、最終的に終了(時期は未発表)
終了日未発表
残高の扱い・返金の方法未発表
BTCボックスへの移行未発表

今後の案内に備えて、RedotPayのヘルプセンターのお知らせを確認しておきましょう。

残高を移すなら暗号資産で出金する

RedotPayのヘルプセンターでは、ウォレットの暗号資産を外部のウォレットや取引所へ送る手順を、次のように案内しています。日本のユーザー向けのサービスは順次制限されるため、出金がいつまで使えるかも確認しておきましょう。

  1. アプリの[More]から[Withdraw]を選ぶ
  2. [Withdraw on-chain]を選ぶ
  3. 出金する通貨とネットワークを選ぶ
  4. 送金先の入金アドレスを貼り付ける
  5. [Withdraw]をタップし、認証を済ませる

出金するときの注意点

  • 最低出金額は通貨とネットワークごとに異なり、出金画面に表示されます。ネットワーク手数料もかかります。
  • アプリ内の残高「USDs」は、外部のウォレットや銀行口座へ出金できません。一般残高のUSDsはカードの支払いやほかのユーザーへの送金に使えますが、特典で受け取ったUSDsは支払いにだけ使え、通常30日で失効します。
  • 送金先のアドレスやネットワークを間違えると、送った資金が戻らないおそれがあります。国内の取引所に送る場合は、その取引所が受け取れる通貨とネットワークかを先に確認しましょう。

多くの出金は、平日の9時30分〜18時30分(香港時間)なら1〜2時間、それ以外の時間や週末・祝日は最大24時間で処理されます。着金までには、さらにブロックチェーンの承認時間がかかります。

カードやアカウントを削除する前に確認したいこと

サービスが終わる前にカードやアカウントを整理する場合は、ヘルプセンターの次の案内を確認しておきましょう。

  • カードを削除しても、支払った発行手数料は返金されません。削除は取り消せません。
  • 削除する前に、サブスクリプションなどの支払い先を別のカードに変え、返金待ちの取引がないかを確認するよう案内されています。
  • アカウントを削除すると、残っている資産は自分で放棄したものとして扱われます。削除の申請から15日以内なら取り消せますが、削除後は返金を受けられず、本人確認済みのアカウントを削除すると、別の書類を使っても新しいアカウントは作れません。先に出金を済ませておくのが安全です。

RedotPayの基本情報と手数料

RedotPayは、香港のRed Dot Technology LimitedなどからなるRedotPayグループが運営する暗号資産決済サービスです。ウォレットに入れた暗号資産を、Visa(ビザ)のカードで支払いに使えます。

運営会社Red Dot Technology Limited(香港)ほか、RedotPayグループ各社
所在地Room 5710, 57/F, The Center, 99 Queen’s Road Central, Central, Hong Kong
対応する暗号資産BTC、ETH、BNB、SOL、S、SUI、TRX、XRP、USDT、USDCなど
カードの種類バーチャルカード、物理カード(ビザ)
日本居住者の新規登録停止(2026年10月19日更新のお知らせで発表)
公式サイトhttps://www.redotpay.com/

手数料と限度額

ヘルプセンターに掲載されている手数料と限度額は、次のとおりです(2026年10月24日に確認)。

RedotPayカードの手数料と限度額
項目内容
バーチャルカード発行10ドル
物理カード発行100ドル
物理カードの郵送通常郵便:無料
DHL Express:国によって異なる
バーチャルカードの再発行1回目:5ドル
2回目以降:10ドル
年会費・月額費無料
カードの既定通貨での決済無料
既定通貨以外での決済1.2%
暗号資産の換算手数料1%
ATM出金手数料HKDカード:2%
USDカード:月10,000ドルまで2%、超える分は3%
1ドル以下の決済カード1枚につき毎月5回まで無料、以降1回0.2ドル
拒否された決済カード1枚につき毎月3回まで無料、以降1回0.5ドル
1回の決済の上限100,000ドル
1日の決済の上限1,000,000ドル
ATMの利用回数1日3回、1カ月30回
ATMの上限HKDカード:1日23,000香港ドル、1カ月75,000香港ドル
USDカード:1日3,750ドル、1カ月50,000ドル(一部の国・地域では1日3,000ドル、1カ月10,000ドル)

RedotPayの代わりに使える仮想通貨カード

ここでは、日本居住者が申し込めるカードのうち、Tria(トリア)とether.fi Cashを紹介します。どちらも暗号資産を日常の支払いに使えるカードです。

ただし、2社とも金融庁の暗号資産交換業者登録一覧(2026年9月30日現在)には載っていません。RedotPayと同じように、日本向けのサービスがあとから変わる可能性もある点に注意してください。

Triaとether.fi Cashの比較
項目Triaether.fi Cash
年会費Lite:20ドル
Pro:109ドル
Max:250ドル
Core:無料
Luxe:年199ドル
Pinnacle:年999ドル
還元1.5~6%(USDT)最大3%(VIPは4%、ETHFIで還元)
外貨手数料Tria側:0%
ビザ側の外貨手数料がかかる場合あり
Core:0.5%
Luxe:0.25%
Pinnacle・VIP:無料
ATMPro・Max:1回750ドル・24時間で3回まで(別のヘルプでは1日750ドル)、手数料1ドル+1%
Lite:非対応
1回5,000ドル、24時間で5回まで
支払いに使う資産BTC、ETH、USDCなど1,000種類以上(SOLは直接チャージ不可)USDC、USDT、EURC、LiquidUSDなど

Triaカード

Triaカードは、自己管理型ウォレットの暗号資産をチャージして使うビザのカードです。ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、USDCなど1,000種類以上のトークンに対応し、Apple Pay・Google Payでも支払えます。ソラナ(SOL)そのものは直接チャージできません。

  • Liteは1.5%、Proは4.5%、Maxは6%のキャッシュバックをUSDTで受け取れます。この還元率が付くのは、月の利用額がLiteは1,000ドル、Maxは2,000ドルまでです。Proは1,000ドルとする案内と2,000ドルとする案内があります。超えた分は0.5〜1%です。
  • 申し込むときに1年分の会費を払います。年会費の通常価格(更新時)は、Lite 20ドル、Pro 109ドル、Max 250ドルです。
  • Triaは2026年8月29日、カード発行の提携先Rainが、Triaなどのカードが使うソラナのカードコントラクトに脆弱性を見つけたと発表しました。その時点までの集計で、636人・計431,945ドルのカード残高が影響を受けています。カード残高は全額補填するとしています。
\1,000種類以上の暗号資産でチャージできるビザカード/
紹介コード:ZXLQUU8070

関連:Triaカードの特徴と使い方を解説

ether.fi Cash

ether.fi Cashは、DeFiサービス「ether.fi」が提供する仮想通貨カードです。USDCなどで直接支払うほか、ether.fiに預けた暗号資産を担保に借りて支払うこともできます。借りた分には、すぐに利息がかかります。

  • 対象となるカード決済では、Core〜Pinnacleは最大3%(VIPは4%)がETHFIトークンで還元されます(7日間ロック)。月の利用額が増えると率は下がり、Coreでは2,000ドルまで3%、3,000ドルまで1%、それを超えると0.5%です。
  • Coreの年会費は無料です。上位のLuxe・Pinnacleは年会費を払うほか、ポイントや保有額の条件を満たしてもなれます。
  • ATMで引き出せるのは、1回5,000ドル、24時間で5回・合計25,000ドルまでです。
\USDCなどで支払える仮想通貨カード/

関連:ether.fiの使い方とカードの発行方法

ほかのカードと比べたい方は、仮想通貨カードおすすめランキング9選もあわせてご覧ください。

RedotPayの日本向けサービス終了に関するよくある質問

Q
RedotPayは日本でいつまで使えますか?
A

10月24日時点で、終了日は発表されていません。RedotPayは、日本の既存ユーザー向けのサービスを順次制限し、最終的に終える予定で、詳細は改めて案内するとしています。

Q
日本からRedotPayに新しく登録できますか?
A

できません。RedotPayは日本での新規会員登録を止め、日本のApp Store・Google Playでのアプリ配信も停止しています。

Q
RedotPayの残高はどうすればいいですか?
A

ウォレットの暗号資産は、10月24日時点のヘルプでは、アプリの[Withdraw]から外部のウォレットや取引所へ出金できると案内されています。アプリ内の残高「USDs」は外部へ出金できず、使い道はカードの支払いなどに限られます。アカウントを削除する前に出金を済ませておきましょう。

Q
RedotPayのアカウントはBTCボックスに引き継がれますか?
A

RedotPayは、買収したとするBTCボックスを通じて、日本の法律に沿ったサービスを準備するとしています。ただし、既存のアカウントや残高を移せるかは、10月24日時点で発表されていません。

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