米イーサリアム投資企業ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズ(BMNR)は27日、9,946 ETH(約31億円相当)を追加購入したと発表した。同社の暗号資産(仮想通貨)や現預金などを合わせた総資産額は118億ドル(約1.9兆円)規模に上り、長期投資に向けた蓄積を進めている。
単一企業でイーサリアム供給量の4.8%を掌握
今回の追加購入で同社のイーサリアム
ETH総保有量は約578万枚となり、総供給量の4.8%を占める規模となった。これにより、同社が掲げるイーサリアム総供給量5%の取得目標(「5%の錬金術」)の96%を達成したこととなる。
発表によると、26日時点での同社のポートフォリオは、以下のように構成される。
- 5,787,414 ETH(約1.8兆円)
- 208 BTC(約21億円)
- 著名YouTuberのMrBeastが設立した「ビースト・インダストリーズ」の持分1.8億ドル(約294億円)
- OpenAIの未公開株を保有する「エイトコ・ホールディングス」への出資分6,100万ドル(約99億円)
- 合計2億6,800万ドル(約438億円)の現金および有価証券
イーサリアムの買い増しと並行し、大規模な自社株買いも進めている。2026年7月以降に買い戻した株式は1,160万株に上る。同社のトーマス・リー会長は、これがイーサリアムやビットコインのトレジャリー企業として過去最大規模の自社株買いになると説明し、その規模を強調した。
自社株買いを増額した理由について、リー会長はイーサリアムとビットコインの価格比率が3か月ぶりの高水準に上昇した点を挙げている。米国の暗号資産関連法案(クラリティ法)の年内可決の見込みが薄れる中でも、この上昇を強気シグナルと捉えているという。
イーサリアムが10週間ぶりの高値水準にある現状を受け、リー会長は次の重要な節目として2,000ドルと2,500ドルを注視している。米金融界で長年の実績を持つテクニカルアナリストで、「デマーク指標」の考案者でもある同社顧問トム・デマーク氏の分析を交え、1987年のS&P500の推移パターンが続けば、これらが短期的な目標価格になるとしている。
単一の企業がイーサリアム供給量の4.8%を保有する意味は大きい。これだけ大規模なイーサリアムが長期保有に回ることで、市場に出回る量が減り、中長期的な売り圧力が吸収されるからだ。需給バランスが明確に引き締まるため、今後の価格形成においてもポジティブな影響を与えると考えられる。
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関連銘柄:
ETH
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=163.7円、1 ETH=315,000円、1 BTC=10,569,862円)



