フランス大手銀行ソシエテ・ジェネラルの暗号資産子会社SG-FORGE(ソシエテ・ジェネラル – フォージ)は15日、ブロックチェーン開発企業コンセンシスとの提携を発表した。SG-FORGEが発行するMiCA準拠のドル建てステーブルコイン「USD CoinVertible(USDCV)」を、コンセンシスが開発する世界最大のセルフカストディ型ウォレット「MetaMask(メタマスク)」に統合する。欧州の大手銀行が発行する規制準拠ステーブルコインがメタマスクに搭載されるのは初めてだ。
法定通貨の入出金からガス代支払いまで──メタマスク内で完結
今回の統合により、メタマスクのモバイルアプリおよびウェブ版の双方で、USDCVが対応ステーブルコインの一つとして表示される。ユーザーが利用できる機能は幅広い。法定通貨とUSDCVの入出金(オン/オフランプ)、USDCVを使った暗号資産の取引、DeFiプロトコルへのアクセス、そしてメタマスクの「Gas Station」機能を通じたブロックチェーン取引手数料(ガス代)の支払いにも対応する。
法定通貨との入出金は、グローバル決済インフラ企業トランザックがメタマスクアプリ内の独占パートナーとして仲介する。
イーサリアムの共同創設者でコンセンシスCEOのジョセフ・ルビン氏は「価値の移動と金融システムの構造が変わる転換点にいる。ステーブルコインは伝統的な枠組みと分散型インフラをつなぐ重要な存在だ」とコメントした。
SG-FORGEのジャン=マルク・ステンガーCEOも「世界で最も広く使われているWeb3ウォレットにステーブルコインを導入することで、ブロックチェーン技術の利点と欧州の銀行が提供するセキュリティ・コンプライアンスを組み合わせた、相互運用可能な金融システムの実現を加速させる」と述べた。
SG-FORGEは近月、ステラネットワークへのユーロ建てCoinVertibleの展開(3月)やXRPレジャーへの統合(2月)、SWIFTとのデジタル資産相互運用性の実証(1月)など、伝統的金融とブロックチェーンの橋渡しを加速させている。
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