ブロックチェーン「カルダノ」の開発・普及を担うスイス拠点の非営利団体であるカルダノ財団は30日、10月にシンガポールで予定していたカルダノ・サミット2026を開催しないと発表した。同財団が開催費として195万ドル(約3.1億円)相当の拠出を求めた提案がコミュニティ投票で通らず、財団は結果を尊重すると説明している。
開催費22%削減の再提案も可決されず
カルダノ財団は、カルダノ・サミット2026の開催費について、直前の提案から予算を22%削減した再提案を提出していた。ステージ数の削減や財団内リソースの活用により、55万ドル(約8,773万円)の費用の削減を想定した内容だった。
カルダノ・サミット2026は、機関投資家や企業関係者がカルダノのエコシステムについて議論する場として案内されていた。再提案では、シンガポール開催のために、コミュニティ資金にあたるカルダノのトレジャリーから780万ADAの拠出を求めていた。財団はADA価格を0.25ドルと想定し、195万ドル(約3.1億円)の予算として示していたが、提案はコミュニティ投票で通らなかった。
一方、カルダノの共同創設団体であるEMURGO(エマーゴ)が提出したTOKEN2049・シンガポールのスポンサー提案は可決された。カルダノ財団は同提案の可決を歓迎するとしたうえで、カルダノ・サミット2026に関してすでに進めている契約や手配などの作業を順次終了させるとしている。
カルダノ財団は、ガバナンスは参加だけでなく、集団で下された決定を受け入れる姿勢も必要だと述べている。今回の判断についても、同財団はコミュニティの意思決定を受け入れ、現在のロードマップに沿った取り組みを続ける考えを示した。
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