ソラナ最大のDEXアグリゲーター「Jupiter(ジュピター)」は28日、P2P型レンディングプラットフォーム「Offerbook(オファーブック)」のパブリックベータを公開した。固定金利・固定期間で借入ができ、価格変動による清算が発生しない点が最大の特徴だ。ソラナ上のあらゆるトークン、NFT、TCGカードを担保に利用できる。
「価格ベースの清算なし」の仕組み
既存のDeFiレンディングプロトコルでは、担保資産の価格が一定以下に下がると自動的に清算される。市場の急落時には連鎖的な清算が発生し、さらなる価格下落を引き起こすリスクがあった。
オファーブックはこの仕組みを根本から変えた。借り手と貸し手がP2Pで直接条件を交渉し、固定金利・固定期間で契約する。担保の価格が50%下落しようが300%上昇しようが、期限内に返済すれば担保はそのまま返却される。返済がなければ、貸し手が担保を受け取るというシンプルな構造だ。
従来のレンディングプロトコルは、オラクルの価格フィードやDEX上の深い流動性が必要なため、担保に使える資産がSOLやETHなどの主要トークンに限られていた。オファーブックはP2P方式のためオラクル依存がなく、ソラナ上に存在するあらゆる資産を担保にできる。
利用者は既存の貸出オファーに応じて即座に流動性を得ることも、自分でAPY(年利)やLTV(担保掛目)、期間を設定して借入オファーを作成することもできる。「パーシャルフィル」機能により、オファーの全額ではなく必要な分だけを借りることも可能だ。パブリックベータ時点で95種類の担保資産に対応しており、SOLやcbBTCといった主要トークンからPENGUやKERMITなどのミームコインまで幅広くオファーが並んでいる。セキュリティ面ではHalborn、Cantina、Offside Labsの3社による監査を受けており、プログラムの更新にはマルチシグ承認と8時間のタイムロックが設けられている。
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