ベストセラー『金持ち父さん貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキ氏は31日、自身のXで「米国債が安全だと言うファイナンシャルプランナーの言葉を鵜呑みにしてはいけない」と投稿した。日本や中国が米国債を売却して金・銀を購入していることに注目すべきだとし、「資金の流れを見よ」と呼びかけている。
「資金の流れを見よ」──日中の米国債売却は事実か
キヨサキ氏は「日本や中国のような主要な米国債保有国が、米国債を売って金・銀を買っている」と指摘した。実際のデータを見ると、中国の米国債保有額はピーク時(2013年、1.3兆ドル超)から約半分の6,933億ドル(2026年2月時点)まで減少しており、中国人民銀行は2026年3月まで17カ月連続で金準備を積み増している。
一方、日本は依然として世界最大の米国債保有国(約1.189兆ドル)だが、2025年4月には民間投資家が長期米国債を約200億ドル規模で売却したことがJ.P.モルガンのレポートで確認されている。キヨサキ氏の主張は、少なくとも中国については明確にデータと整合しており、日本についても部分的に裏付けられる。
注目すべきは、キヨサキ氏が今回「金・銀・ビットコインでさえ、ハイプ(過熱)で買えば損をすることを忘れるな」と付け加えた点だ。同氏は一貫して金・銀・ビットコインを「本物の資産」として推奨してきたが、今年2月にはBTC購入履歴の矛盾を指摘され炎上した経緯もある。今回の投稿では推奨資産に対しても冷静な判断を促しており、「最大の資産は右耳と左耳の間にある(=自分の頭脳だ)」と締めくくっている。
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