最近の価格急騰はビットコイン現物ETFの買い圧か
資産運用会社「Coinshares(コインシェアーズ)」によると、先週(2月19~25日)全世界の主要な暗号資産(仮想通貨)投資商品では、5.98億米ドル(約898億円)の純流入を記録し、運用資産総額は683億米ドル(約10兆円)に到達した。

欧州の仮想通貨運用会社コインシェアーズの週報によると、ブラックロックやフィデリティ、グレースケール、プロシェアース、21シェアーズなどの資産運用会社の仮想通貨投資商品(ETF含む)は、先週5.98億米ドル(約898億円)の純流入を記録し、4週連続の純流入となった。
運用資産総額(AUM)は683億米ドル(約10兆円)と2021年12月以来の高水準となったが、2021年11月に記録した史上最高の870億米ドル(約13兆円)にはまだ程遠い。

出典:coinshares

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地域別では、引き続きアメリカが台風の目となっており先週は6.1億米ドル(約916億円)の資金流入となった。グレースケールからの資金流出は合計4.3億米ドル(約646億円)にのぼり、依然として全体の足を引っ張っている。

出典:coinshares
ビットコインは先週5.7億米ドル(約856億円)の資金流入があり、年初来の流入額は56億米ドル(約8417億円)に達した。最近の価格上昇によりビットコインをショートする金融商品への小規模な資金流入(約6億円)が発生した。
イーサリアムには合計1,700万米ドル(約25億円)の流入があり、チェーンリンクとXRPはそれぞれ180万米ドル(約2.7億円)と110万米ドル(約1.6億円)の流入があった。ソラナは今月6日に発生した大規模な障害がまだ尾を引いているのか300万米ドル(約4.5億円)の資金流出となった。
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ブロックチェーン関連株式は総額8,100万米ドル(約12億円)の純流出を記録し、株式投資家が現時点ではやや慎重であるとことを示している。
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