米実業家のマーク・キューバン氏は19日にフロント・オフィス・スポーツのインタビューで、保有していたビットコインの大半を売却したと明らかにした。同氏は、ビットコインがドル安や市場不安に対するヘッジとして期待通りに機能しなかったとの見方を示した。
金は上昇する一方でビットコインは下落
キューバン氏は今回のインタビューで、ビットコインについて、以前は金より優れた価値保存手段になり得ると考えていたと説明した。しかし、金が上昇する一方でビットコインが下落したことを挙げ、「期待したヘッジではなかった」と述べた。
同氏は、ドルが下落する局面ではビットコインが上昇すべきだったとも語っている。金との比較に加え、ドル安局面での値動きを理由に、ビットコインは期待したヘッジとして機能しなかったとの見方を示した。
キューバン氏は、ビットコイン以外の暗号資産関連分野にも厳しい見方を示した。ミームコインについては「garbage(ゴミ)」と切り捨て、NFTについても失望感を示している。
同氏は過去に、当時オーナーを務めていたNBAチームのダラス・マーベリックスでドージコイン決済を受け入れていた。暗号資産関連の取り組みに関わってきた人物が、今回のインタビューではビットコインのヘッジ機能やミームコイン、NFTに否定的な見方を示した形となった。
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