DeFiレンディング最大手のAave(アーベ)は23日、メタマスクおよびマスターカードとの連携により、利回りを稼ぎながら日常の買い物ができる仕組みを実現したと発表した。ユーザーはアーベに預けた利回り付き資産を、マスターカード加盟店でそのまま使うことができる。
「稼ぎながら使える」新しい金融体験
仕組みはこうだ。ユーザーはメタマスクウォレット内で、mUSD(メタマスク・ダラー)をアーベに預け入れる。預けた資産はアーベのaトークンとしてリアルタイムで利回りを生み続ける。メタマスクカードで買い物をすると、購入に必要な金額だけが自動的に法定通貨に変換され、マスターカードのネットワークを通じて決済される。
つまり、使わない分は常に利回りを稼ぎ続け、使う瞬間にだけ必要額が引き出される設計だ。決済はコンセンシスのイーサリアムL2「リネア」上で即時処理される。
メタマスクカード自体は2025年7月に欧州でローンチ済みで、メタマスクウォレットからマスターカード加盟店で直接暗号資産(仮想通貨)を使えるデビットカードとして提供されている。今回のアーベ統合により、単なる暗号資産決済から「利回り付き資産での決済」へと機能が進化した形だ。
メタマスクがアーベを選んだ理由として、700億ドル超の預入残高と5年以上にわたる安全な運用実績が挙げられている。アーベのaトークンはリアルタイムで利回りが反映される仕組みを持ち、流動性を維持したまま即座に決済に使える点が、カード決済との統合に適していた。
対応トークンはmUSD、USDC、USDT、wETH、EURe、GBPEなど。アーベは今後、同じアーキテクチャを活用したオンチェーンでのクレジットライン発行にもマスターカードと共に取り組む可能性を示唆しており、DeFiと伝統的決済インフラの融合がさらに進みそうだ。
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