ビットコイン
BTCは25日(執筆時点)、7万7,000ドル付近で底堅い値動きを見せている。前日の日足は3日連続の陽線を確定した。ビットコインの需要が年内で最も弱まっているとの指摘がある一方、長期的なレンジの上抜けが迫っているとの分析も確認されている。
ビットコイン需要は年内で最も弱い水準
マーケット分析アナリストのDarkfost氏は25日、自身のXにて「ビットコインの需要が今年で最も弱気な水準まで低下している」と指摘した。
新しく発行されるビットコインの枚数と、1年以上動いていない長期保有BTCの増減を比較して計算される「Apparent Demand(見かけ上の需要)」が、現在マイナス14万7,000BTC近くまで悪化している。これは2025年12月以来の今年で最も弱気な水準であり、構造的な買い需要が非常に弱くなっていることを示している。
つまり、市場全体としては、新規供給を吸収するだけの強い現物需要が不足している状態なため、現在の価格上昇は主に先物市場による勢いで支えられている可能性が高い。先物市場は短期的には価格を大きく動かすことができるが、それだけでは長期的に安定した強気相場を維持するのは困難だ。
本当に持続的な上昇トレンドを作るには、現物市場からの継続的な買い需要が必要となる。つまり、実際にBTCを長期保有するための資金流入が増えなければ、本格的な強気相場には発展しにくい。
ただし、このような極端に悲観的な環境は、長期投資家にとっては逆に注目すべきタイミングになることも多い。過去を振り返ると、需要が急激に冷え込み、市場全体が悲観一色になった局面こそ「長期的には注目すべき投資のタイミングになる可能性が高い」とDarkfost氏は締めくくった。
長期レンジからの上抜け間近か
オンチェーンアナリストのBLADE氏は25日、自身のXにて「長期間続いてきたレンジ相場から、ついに抜け出そうとしている」との見解を示した。
ここ数か月のビットコインの値動きを振り返ると、上に抜けたように見せてから反転し、今度は下に抜けたように見せて再び戻る「フェイク上抜け → フェイク下抜け → 急反転」という流れで、多くのトレーダーを振り回しながら、最終的にはレンジ内へ戻る動きが続いていた。
しかし、その構造に少しずつ変化が見え始めている。まず注目すべきは、これまで価格を押さえ込んでいた下降チャネルがすでに上抜けられている点だ。そしてビットコインは、サポートを維持しながら徐々に高い位置で安値を切り上げている。これは買い手が以前より強くなっていることを示す典型的なサインと言える。
さらに重要なのは、長期的なレジスタンスが何度も試されている点だ。一般的に、同じ抵抗帯が何度も叩かれるほど、その壁は徐々に弱くなっていく。つまり、売り圧力が徐々に消耗されている可能性が高い。
一方で、市場参加者の多くはいまだに6万ドル付近への下落を警戒している。しかし実際には、価格は過去の下抜けゾーンの上で徐々に定着し始めており、市場はその価格帯を「新たな通常レンジ」として受け入れ始めている可能性がある。
「今、市場全体が目線を間違えているかもしれない」とBLADE氏は締めくくった。
Darkfost氏が指摘するように、ビットコインの現物需要が極端に低下している状況は、短期的に下落リスクの一因となる、一方でBLADE氏は、長期的なレンジ相場の上抜けが近づいていると分析しており、長期投資家にとっては今が買いの好機となる可能性もある。
関連: ビットコイン方向感なし──アナリストは「強気転換の兆候」と「急落警戒」で二分
関連 【今日の仮想通貨ニュース】ビットコイン関連商品が株式市場へ本格参入|ETH・SOLにも追い風



