ビットコイン
BTCは22日、上値が重く7万7,000ドル前半でもみ合いを続けている。21日の日足はかろうじて陽線をつけたものの、長い上髭を残しており強気な状況とは言い難い。短期的には上昇余地があるとの分析がある一方、本格的な上昇が始まっているとの指摘もあり、方向感をつかみにくい局面が続いている。
現在の上昇はトレンド転換の初動か
ビットコイン分析アナリストのMatthew Hyland氏は22日、自身のXにて「直近の上昇は本格的なトレンド転換の初動と考えられる」との見解を示した。
直近では約89日間にわたって上昇が続いているが、過去の弱気相場を振り返ると、これほど長期間にわたって上昇トレンドが維持されたケースは確認されていない。つまり、「今回の上昇は過去の単なるリリーフラリーとは性質が異なる可能性がある。
さらに、過去3回のサイクルでは、この高時間軸レジスタンスを明確に上抜けたタイミングが、そのまま新たな強気相場の始まりとなっていた。しかし、今回はすでに大きな時間軸での重要なレジスタンスを突破している。そのため、今回の上昇は短期的な反発ではなく、「市場構造そのものが変化し始めている」可能性がある。
もちろん、途中で大きな調整が入る可能性は十分にある。しかし「上記2つの兆候は強気相場初期に見られるものであり、現在の相場は過去の典型的な弱気相場の戻りとは一致していない」とMatthew Hyland氏は締めくくった。
短期的に上昇余地も急落に要警戒
テクニカルアナリストのwulf氏は22日、自身のXにて、ビットコインの短期的な値動きに関する見解を共有した。
投稿に添付されたチャートを見る限り、現在のビットコインは、注目されていたPOI(市場にとって重要な価格帯)でしっかり反発し、短期的な「切り上げ安値」を形成している。
これは、一度下落した後の安値が前回より高い位置で止まったことを意味しており、短期的には買い圧力が残っているサインとなる。この構造が形成されたことで、次は上側にある過去の需要帯を試しにいく可能性が高まった。
現在の価格から最も近い重要な需要帯は7万9,000ドル付近であり、短期的にはこのエリアを目指す動きが意識される。ただし、市場全体のセンチメントは依然として弱気寄りだ。
そのため、仮に価格が上昇してより高いレンジへ到達したとしても、その後は再び急速に売られ、新たな安値を試す展開になる可能性が高い」とwulf氏は締めくくった。
Matthew Hyland氏の分析によれば、現在のビットコインの上昇局面は一時的なものではなく本格的なトレンド転換の初動である可能性がある。一方でwulf氏は、短期的には7万9,000ドルまでの上昇余地はあるものの、その後下落に転じる可能性が高いと指摘している。
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