東証スタンダード上場のエスクリプトエナジー(5721、旧エス・サイエンス)は21日、東証グロース上場の環境フレンドリーホールディングス(3777)との間で、マイニング事業、蓄電池事業およびAIデータセンター事業に関する業務提携契約を締結したと発表した。あわせて、環境フレンドリーHDが発行する第23回新株予約権の一部(285,000個、潜在株式数2,850万株)を引き受け、総額約13億円のアドバイザリー投資を実施する。
土地・エネルギー知見と事業推進力を掛け合わせ
今回の提携は、エスクリプトエナジーが保有する事業用地や代表の久永賢剛氏が持つ電力関連事業の知見と、環境フレンドリーHDの環境・エネルギー分野における事業開発力を組み合わせるものだ。具体的な協力内容として、マイニング事業では電力コスト・設備効率を踏まえた事業性検討や天然ガス・再エネとの統合モデルの検討、蓄電池事業では導入計画の策定や系統接続の設計、AIデータセンター事業ではGPUサーバーの導入検討や蓄電池を活用した電力最適化などが挙げられている。
ただし、両社の開示とも「現時点において個別具体的な事業の実施を最終的に合意したものではなく、今後の協議および検討を通じて具体化を図る」と明記しており、事業開始は6月8日を予定している。
エスクリプトエナジーが引き受ける新株予約権は、1個あたりの払込金額が52円、行使価額が1個あたり4,500円(1株あたり45円)で、権利行使期間は2026年6月9日から2028年6月8日まで。エスクリプトエナジーは本投資を「財務的なリターンの獲得を目的とした純投資」と位置づけており、環境フレンドリーHDの経営には関与しない方針だ。一方で、行使により取得した株式の一部は市場売却を行いながら段階的に行使を進めるとしている。
エスクリプトエナジーは元青汁王子こと三崎優太氏がクリプトアセット事業開発担当室長を務め、ビットコイントレジャリー戦略を推進している企業だ。1月には三崎氏が代表を務める三崎未来ホールディングスとも蓄電池・マイニング事業での業務提携を締結しており、今回は別の上場企業との2件目のエネルギー・インフラ分野の提携となる。1,000BTCの取得を中期目標に掲げる同社が、マイニングやエネルギー事業をどこまで具体化できるかが注目される。
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