分散型取引所(DEX)ハイパーリキッドのネイティブトークン「HYPE」は21日、一時62.6ドル(約10,000円)に達し、2025年9月につけた過去最高値を更新した。執筆時点では57.2ドル(約9,100円)まで戻されている。

THYP・BHYP、上場1〜2週間で計100億円超の純流入
5月に入ってからのHYPEは、40ドル付近から上昇を開始した。一旦38ドルあたりまで押し戻される場面もあったが、14日に日足で大陽線を形成して反発に転じた。その後も買いの勢いは衰えず、21日にかけて急騰。月初の40ドル水準から一時62.6ドルまで上昇した格好だ。
この急騰を後押しした要因のひとつが、HYPE現物ETF(上場投資信託)の相次ぐ上場だ。
今月12日、暗号資産(仮想通貨)運用大手21シェアーズのHYPE現物ETF「THYP」がナスダックに上場した。21日時点でTHYPは約771万ドル(約12億円)の純流入を集めており、日次取引額は約4,900万ドル(約78億円)に達している。

続く15日には、ステーキング機能も盛り込まれたビットワイズのHYPE現物ETF「BHYP」がニューヨーク証券取引所(NYSE)へ上場した。こちらは21日時点で約844万ドル(約13億円)の純流入を記録し、日次取引額は約3,418万ドル(約54億円)となっている。上場から約1週間でTHYPを上回る資金を集めた計算だ。

HYPE現物ETF全体の動向をみると、2本合計の総取引量は約8,325万ドル(約132億円)、累計の純流入額は6,400万ドル(約102億円)に達している。日次ベースでは20日に約2,550万ドル(約40億円)の大幅な純流入を記録したが、21日は約1,615万ドル(約26億円)とやや落ち着きを見せる形となった。
ビットコインやイーサリアムなど時価総額上位の暗号資産に続き、DEXのネイティブトークンにも現物ETFの選択肢が広がりつつある。ETFを通じた機関投資家や一般投資家の資金流入がHYPEの価格を押し上げる構図が鮮明になっており、この流入ペースが今後も持続するかが焦点となりそうだ。
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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=159円)



