ビットコイン
BTCは26日(執筆時点)では、上値の重い展開となっており、7万6,000ドル付近でのもみ合いが続いている。ビットコインが流動性回収のために上方向に一旦動くとの分析がある一方、大口資金の流入鈍化も指摘されている。
7万8,000ドル~7万9,000ドルまで上昇余地か
暗号資産(仮想通貨)トレーダーのMax Trades氏は26日、自身のXにて「ビットコインは一時的に7万8,000ドル〜7万9,000ドルまで上昇する可能性がある」との見解を示した。
現在のビットコインは、価格のすぐ上に大きな流動性ゾーンが存在しており、それが現在接近している重要レジスタンスとほぼ完全に重なっている状態だ。
市場は流動性のクラスターを先に回収しにいくケースが非常に多いため、一度その価格帯を試しにいく可能性が高い。特に注目されているのが7万8,000ドル〜7万9,000ドル付近だ。このエリアまで上昇した場合、現在進行している「弱気の戻り売りシナリオ」が完成形に近づく。
同時に、この価格帯の上には大量のショートポジションが積み上がっているため、そこへ到達すればショートの損切りを巻き込む動き、いわゆるショートスクイーズが発生する可能性も高い。
つまり、市場は一度上方向へ走り、上側の流動性を回収してから、その先の方向性を決める展開になりやすい。現時点では、無理に先回りして方向を決めるのではなく、実際に7万8,000ドル〜7万9,000ドル付近へ到達した際の反応を見ることが重要だ。
ETF資金流入の鈍化でボラティリティ拡大も
マーケット分析企業のスイスブロックは26日、公式Xにて「ビットコインの価格を支えていた大口資金の流れが弱まり始めている可能性がある」との見解を示した。
特に注目すべきはRisk IndexとETF資金フローの関係である。過去を振り返ると、Risk Indexが高リスク領域へ拡大していく局面では、その裏側で機関投資家による分配、つまり保有資産の売却が進み、ETFへの資金流入が悪化していくケースが多かった。
現在、ビットコインETFは2026年全体ではまだわずかにプラスを維持しており、年初来では約4,500BTCの純流入となっている。しかし問題なのは「流れの変化」だ。
3月から4月にかけては強い買い越しが続いていたが、5月に入ってから再び売り越しへ転換している。つまり、市場を支えていた機関投資家の買い需要が弱まり始めている可能性がある。
実際、Risk Indexが高リスク領域へ向かっている中、ETFフローは悪化している。これは、「現物ETFによる買いが、売り圧力を十分吸収できなくなりつつある」ことを意味する。
これまでの相場では、ETFからの安定した買いが市場の下支えになっていた。しかしその支えが弱くなると「Risk Indexはさらに加速しやすくなり、市場全体のボラティリティが増す可能性がある」とスイスブロックは締めくくった。
Max Trades氏の見解では、ビットコインは今後一時的に7万8,000ドル~7万9,000ドル付近まで上昇し、その後戻り売り局面へ移行する可能性がある。スイスブロックはビットコインへの資金流入鈍化を指摘しており、買い支えが弱くなることで市場のさらなる不安定化を招く可能性があると指摘している。
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