ビットコイン(BTC)技術企業JAN3.comのCEOであるサムソン・モウ氏は28日、X上で「ビットコイン相場はすでに底を打った」との見方を示した。同氏は、一部の市場参加者が過去のサイクルを根拠に、4カ月後の底打ちを見込んでいることに疑問を呈している。
底打ち判断で今回サイクルの違いを強調
モウ氏は投稿内で、「一部の人々がサイクルを理由に、底が4カ月後に来ると強く確信しているのは非常に興味深い」と述べ、そのうえで今回のビットコイン相場では半減期の37日前に史上最高値を付けたと強調。仮にサイクルを重視するのであれば、今回のサイクルは前倒しされたと考えるべきだとの見方を示した。
この投稿に続き、モウ氏はチャート上に多数のラインを引いてテクニカル分析を行いながら、「過去が未来を完全に予測する」と信じる姿勢にも疑問を呈している。
同氏は「サイクルで決まるなら、なぜテクニカル分析で取引する必要があるのか」と指摘。過去サイクルを絶対視するなら、サイクル上の高値で売却して底を待てばよいはずだと述べた。
一連の投稿は過去サイクルを参考にしつつも、現在の相場環境を踏まえた判断が必要だとの見方を示している。半減期を軸にした分析が意識されるなか、今回の相場をどう位置づけるかが論点になっている。
市場心理は悪化、ビットコインは否定からパニックへ
モウ氏の強気な見方とは対照的に、市場心理の悪化を示す投稿も見られる。オンチェーン分析を発信するRoot氏は28日、ビットコインについて「否定からパニックへ」とXに投稿し、弱気ムードの広がりを示唆した。
同氏はニュースレターで、ビットコインが小幅に安値を更新するなか、市場心理が大きく冷え込んでいると指摘した。現在の相場については、底形成の過程で投資家の不安が一段と強まる局面にあるとし、「なぜマージンコールを受けているのか」から「みんなが売っている」段階への移行と表現している。
過去サイクルをどう読むかは、底打ち判断をめぐる重要な論点になっている。今後は、ビットコインが現在の水準で下値を固められるか、市場参加者の心理が改善に向かうかに注目が集まりそうだ。
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