暗号資産(仮想通貨)分析企業クリプトクオントは18日、ビットコイン
BTCのネットワーク活動が急増しているとの分析を示した。同社は、0.01BTC未満の少額取引が日次取引全体の約80%を占めるまで増加し、データ記録に使われる「OP_RETURN」の利用も過去最高に近い水準へ上昇したと説明している。
データ関連プロトコルが少額取引増加の背景に
クリプトクオントのレポートでは、同社のビットコイン・ネットワーク活動指数は、2026年1月以降に上昇を続け、2024年後半以来の高水準に達したことが示された。3月下旬以降は長期トレンドを上回る状態が続いており、価格が弱含むなかでもオンチェーン活動が拡大しているという。
少額取引の増加要因として、クリプトクオントはビットコイン上でのデータ関連プロトコルの利用拡大が関係していると分析。ビットコイン上の代替性トークン規格であるRunesやデータを刻むOrdinals、インスクリプション関連の動きにより、OP_RETURNの利用が過去最高に近い水準まで増加している点を強調した。
また、同レポートでは日次取引数やブロックあたりの平均取引数も2026年に過去最高に近い水準へ上昇していることも示された。データ関連の利用がビットコインの取引件数を押し上げている形だ。
一方、少額取引の急増は未確認取引の待機場となるメンプールにも影響しているという。クリプトクオントは、少額取引とOP_RETURN利用の増加により、メンプール取引数が2025年2月下旬以来の高水準に達したと指摘している。
クリプトクオントによれば、混雑は主に低手数料の取引層で起きているという。足元では少額・データ関連の取引が中心となっているが、今後の増加ペース次第では手数料や処理待ちへの影響が懸念されそうだ。
今後、非金融のオンチェーン活動がより拡大すれば、ブロック内の取引枠であるブロックスペースをめぐる競争が強まる可能性がある。経済的な取引や時間を重視する送金にどの程度影響が出るかが、今後の注目点となりそうだ。
関連:セイラー氏「ビットコインに利回りは不要」──5層構造で年6〜8%を生む新構想
関連:ビットワイズCIO「ビットコインは強い買い」



