ビットコイン(BTC)のストック・トゥ・フロー(S2F)モデルで知られるアナリストのPlanB(プランB)氏は1日、X(旧ツイッター)への投稿で、ビットコインが底値形成のプロセスに入ったとみられるとの見解を示した。4つの指標を挙げたうえで、判断は各自で行うよう促している。
4指標が示す現在地
同氏が挙げたのは、7月の終値、200週移動平均線、実現価格、月足RSIの4つだ。
ビットコイン
BTCの7月終値は62,818ドル(約989万円)。これに対し200週移動平均線は63,000ドル(約992万円)で、終値はこの水準をわずかに下回った。200週移動平均線は過去の弱気相場で下値の目安として意識されてきた指標である。
実現価格は52,000ドル(約819万円)で、同氏は現在も低下が続いていると指摘した。実現価格とは、すべてのBTCが最後に動いた時点の価格を平均したもので、市場参加者全体の取得コストの目安とされる。7月終値はこれを約21%上回る位置にある。
月足のRSI(相対力指数)は43。同氏は50を依然として下回っている点に触れた。
「1〜3カ月」と実現価格割れの可能性
PlanB氏は、これらの指標からビットコインが底値形成のプロセスを開始したように見えると述べた。そのうえで、このプロセスは通常1〜3カ月を要し、その期間中にBTCは実現価格を下回る水準までさらに下落するだろうとの見方を示している。
実現価格の52,000ドルは、7月終値から約17%下の水準にあたる。
ただし同氏は投稿の末尾に「DYOR」と付記した。自分自身で調べるようにという意味で、暗号資産の議論で用いられる定型表現である。今回の内容はあくまで同氏個人の分析であり、投資判断を推奨するものではないとの立場を示した形だ。
PlanB氏は、ビットコインの希少性から価格を推定するS2Fモデルの考案者として知られる。今回添付されたチャートにも、200週移動平均線や実現価格とあわせて「Stock-to-Flow Model 2024 Refit」が併記されている。
S2Fは供給面のみを分析したモデルで、需要の変化やマクロ環境を織り込まないため、相場状況によっては理論値と実際の価格が大きく乖離する。
同氏は2025年11月、2024〜2028年の半減期サイクルでビットコインの時価総額が10兆ドルに達し、1BTCあたり50万ドルに到達するとの長期予測を示していた。今回の投稿は、その長期見通しとは別に足元の値動きを分析したものだ。
関連:「ビットコイン50万ドル予測」=PlanB──過去は的中、2028年に時価総額10兆ドルへ
関連:イーサリアムは10年前と同じ水準──PlanB氏「ビットコインに勝てていない」
関連:ビットコイン半減期とは?仕組み・価格推移・次回2028年の予測まで
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=157.5円)



