暗号資産(仮想通貨)プロジェクトのDeXeプロトコルが発行する独自トークン「DEXE
DEXE」が、21日から22日にかけて約90%もの急落を見せた。市場参加者からは、同プロトコルのチームと関連するとされるウォレットによる大口送金が下落を加速させた可能性があるとの指摘が出ている。
DEXEは2026年2月に1.80ドル前後で推移していたが、7月9日の取引所上場を機に急騰し、13日には過去最高値の48.89ドルを付けていた。約5カ月で18倍に達した後の急落となる。

新規ウォレット2件に62万5,000DEXEが移動
コンテンツクリエイターを名乗るMorsy氏は22日、作成から約16時間しか経過していない2つのウォレットが、チーム管理とされるマルチシグウォレットから合計62万5,000DEXEを受け取ったとXで投稿した。受領時点の評価額は620万ドル(約10億円)だったとしている。
両ウォレットはトークンを受け取った約10分後、その全量を同一のバイナンス入金アドレスへ送金したという。Morsy氏は、両ウォレットが同じ関係者に管理されていた可能性を指摘。バイナンスへの大口送金がその後の価格下落を加速させたとの見方を示している。
Morsy氏は、バイナンスやゲート、MEXCなど複数の中央集権型取引所を通じて相場が操作され、個人投資家やコミュニティに損失が生じたと投稿を締め括った。
悪材料なき急落、ラグプルの可能性も
DeFiアナリストのBMS氏も同日、大手中央集権型取引所(CEX)における異常な値動きや相場操縦の可能性を検知する独自ツールが、DEXE価格が40ドル付近だった時点で売りの動きを捉えたと投稿。その検知時点が急落の始まりと重なっていた点を主張した。
また、暗号資産カジノ1winのクリプト部門責任者であるEvo氏は、ハッキングやエクスプロイトなどの悪材料は確認されていないと強調。今回の急落を「暗号資産市場における新たな犯罪的ダンプ」と表現している。
執筆現在、DeXeプロトコルは今回のトークン下落について公式声明を発表していない。今後、同プロトコルが一連の指摘に対してどのような説明をしていくのかが焦点となりそうだ。
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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=163.0円)



