マーケット分析アナリストのDarkfost氏は26日、6カ月超保有されているビットコイン(BTC)が1,630万BTCを超え、長期保有者(LTH)の保有量として過去最高を更新したとXで投稿した。同氏は保有量の増加に加え、長期保有者の収益状況の変化にも触れている。
長期保有者の利益幅、2025年1月から大幅縮小
Darkfost氏が共有したクリプトクオントのチャートでは、表示時点のビットコイン価格
BTCは約6万4,400ドル、長期保有者のコストベースは約4万9,400ドルとなっている。長期保有者が実際に移動・売却したビットコインの実現損益率は30.3%で、取得原価を上回る価格で売却する動きが続いている。
この約30%という水準についてDarkfost氏は、2025年1月の推定約340%と比べて低い水準だと指摘。長期保有者は現在も利益を確定しているものの、その幅は大きく縮小しているとした。
さらにDarkfost氏は、前回の弱気相場終盤に長期保有者の実現損益率が約マイナス20%まで低下し、損失確定が優勢になったと説明した。今回も同様に損失方向へ押し下げられる可能性はあるとする一方、同氏はこれを必然的な展開とはみていない。
最終的に同氏は、長期保有者が損失圏へ近づく展開と、利益圏を維持する展開の双方を想定しておくべきだとの見方を示した。過去の相場を参考にしつつも、一方向に決めつけない慎重な姿勢を促している。
なお、Darkfost氏は20日の別投稿で、バイナンスとバイビットから直近30日間に合計約23億ドル(約3,762億円)のステーブルコインが流出したと指摘。同氏は、取引所への新規資金流入の弱さがビットコインの上昇を支える流動性不足につながっているとの見方を示していた。
今回の投稿は、直近で示した流動性面の弱さとは異なる角度から、市場の慎重な状況を捉えたものといえる。今後、ビットコイン価格が長期保有者のコストベースに近づくのか、再び利益幅を広げていくのかに注目したい。
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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=163.5円)



