米証券取引アプリ大手のロビンフッドは29日、2026年第2四半期決算を発表した。予測市場に関連するイベント契約収益は1億5,600万ドル(約255億円)となり、暗号資産(仮想通貨)取引収益の1億ドル(約163億円)と株式取引収益の1億2,900万ドル(約211億円)を上回った。
前年同期比10倍超、2026年Q1比較でも高水準
純収益は前年同期比32%増の13億1,000万ドル(約2,141億円)、取引関連収益は同44%増の7億7,600万ドル(約1,268億円)だった。
取引関連収益の内訳で最大はオプションの3億4,200万ドル(約559億円)で、前年同期比29%増。これに次ぐのが10倍超に拡大したイベント契約の1億5,600万ドルで、株式が95%増の1億2,900万ドル、暗号資産が38%減の1億ドルと続く。
暗号資産取引収益は主要4項目のうち唯一の減収となり、前年同期比38%減。前四半期比でも約25%減っている。一方の株式取引収益は前年同期比95%増で、前四半期比では約57%増だった。
2026年第1四半期も、主にイベント契約収益で構成される「その他取引収益」は1億4,700万ドル(約240億円)に達していた。ただし、イベント契約収益は単独で開示されておらず、第2四半期との正確な比較はできない。
予測市場ではW杯関連の契約も拡充
予測市場をめぐる直近の動きとして、ロビンフッドは6月、2026年ワールドカップ関連のイベント契約を拡充した。試合結果や優勝国、得点数などを対象とし、一部の契約は関連取引所「ロセラ」へ送る仕組みも開始している。
同社はこの発表内で、予測市場が2024年末の開始後、収益ベースで最も成長の速い商品分野になったと強調。2025年のイベント契約取引数は120億件を超え、2026年は同日時点ですでに160億件を上回ったという。
今回の決算は、こうした取引拡大が収益面にも表れ始めていることを示す内容となった。今後はスポーツを含むイベント契約の拡充が、収益の継続的な伸びにつながるかが焦点となりそうだ。
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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=163.4円)



