暗号資産(仮想通貨)メディア「バンクレス」の共同創業者デイビッド・ホフマン氏が3日、保有していたETH(イーサリアム)売却後の資金配分先について公式Xで言及した。同氏は売却資金の約50%をVVV(ベニスAI)、NEAR(ニア・プロトコル)、ZEC(ジーキャッシュ)、HYPE(ハイパーリキッド)へ配分し、残る50%は段階的な買い増し用に確保したうえで、LIT(ライター)の購入に充てたという。
勢いのあるトークンを選別、LITも新たに追加
ホフマン氏は5月10日の時点で、VVV・NEAR・ZEC・HYPEを「現在、暗号資産市場で最も勢いのあるトークン」として名指ししていた。約3週間を経た今回の投稿では、これら4銘柄が「引き続き勝者だ」との認識を改めて示しつつ、新たにLITを加えた形となる。
同氏はライターが無期限先物に特化した取引基盤として、透明性や監査可能性、執行コストの面で強みを持つと評価。ゼロ知識証明を用いた検証可能な仕組みや手数料構造により、コンシューマー向けアプリのバックエンドとしても採用余地があるとし、LITの将来性に強い期待を示した。
イーサリアムには依然として強気な一方、ETHの価値集積には慎重姿勢
ホフマン氏は5月21日の投稿で、保有していた最後のETHを手放したことを示唆している。その後、同氏は26日に公開したバンクレスの記事の中で、イーサリアムのネットワークやエコシステムが弱気になったことが売却動機ではないと説明していた。
同氏によれば、「ETHはお金である」という投資テーマが現実のものになるには、技術開発やガバナンス、レイヤー2などの複数要素が同時に高い水準で噛み合う必要があるという。それが今の段階では容易ではないとの判断が、ETH売却の背景にあるとみられる。
さらにホフマン氏は、イーサリアムはレイヤー2へのブロックスペース提供や資産のトークン化、DeFiの基盤として機能する一方、ネットワーク維持に必要な最低限の価値しか受け取らない「与える側」の設計だと指摘。ETH自体への価値集積は構造上難しいとの見方を示している。
長年イーサリアムを支持し続けてきたホフマン氏の方針転換だけに、業界内での影響が注目される。同氏が選んだ銘柄がこの先「勝者」であり続けるのかは、今後市場でひとつのテーマとなりそうだ。
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関連銘柄:
VVV
NEAR
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LIT



