ブロックチェーン開発企業ポリゴン・ラボのマーク・ボワロンCEOは16日、同社が人員削減を実施したことを明らかにした。暗号資産(仮想通貨)決済企業コインミーの買収が最終段階にあるなか、チーム統合を進める過程で今回の決断をしたという。
2027年の収益化を目指し組織体制を再構築
ボワロン氏は今回の人員削減について、「退職する従業員の質を理由としたものではない」と述べた。同氏はブロックチェーン決済企業への転換に合わせ、組織体制と人材構成を見直すためだと強調。現在の事業の勢いを逃さず成長につなげるため、この段階で組織再編に踏み切ったと説明している。
今回の再編は、ポリゴン・ラボを2027年に収益性のある状態へ移行させるための、より広い組織統合の一部と位置付けられている。コインミーのチームが加わることで組織自体は拡大するといい、人員削減と並行して全体の規模はむしろ増える構図となる。
ボワロン氏は現在の事業について、収益は堅調でステーブルコインの取引量も記録を更新し続けていると強調した。
また、顧客候補のパイプラインは想定以上に強く、オンチェーン決済ソリューションも速いペースで稼働を始めているという。一方、投稿内では削減人数や収益額、取引量、顧客数などの具体的な数字は示されなかった。
なお、退職する従業員に対しては、退職金と支援を提供する方針だ。ボワロン氏は採用を検討する企業に向け、元ポリゴンの人材を紹介する考えも示している。
1月にも重複職種を統合、人材構成の転換を進める
ボワロン氏は今年1月にも、コインミーとウォレット基盤企業シークエンスの買収に伴い、一部の重複する職種を統合すると発表していた。同氏は当時から、決済を中心とするブロックチェーン企業への転換に向け、組織の専門性を見直す方針を示している。
投稿では、組織変更後も全体の人員規模を同程度に維持しつつ、決済やウォレット、ブロックチェーン基盤の人材構成を変えていくと説明していた。今回の人員削減は、こうした方針をさらに具体化する動きと言える。
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