DeFi(分散型金融)ポートフォリオ管理ツール「Zapper(ザッパー)」の共同創業者兼CEOであるセブ・オーデ氏(Seb Audet)は9日、自身のX(旧Twitter)で同サービスを終了すると発表した。8月3日にウェブサイト、モバイルアプリ、APIサービスを含むすべての機能を停止する。
約7年の歴史に幕──ピーク時は月間200万人が利用
ザッパーは、オーデ氏がDeFi黎明期に自分用のポートフォリオトラッカーとして開発したツールを起源とし、約7年にわたり運営されてきた。ウォレットを接続するだけで複数チェーンにまたがるDeFi資産を一元的に確認できるサービスとして知られ、ピーク時には月間アクティブユーザー200万人超、累計取引高130億ドル(約2.1兆円)超を記録した。
オデ氏は複数の選択肢を検討し、一部は可能な限り追求したものの、最終的に「秩序ある段階的終了が最善の道」と判断したと説明している。
API利用者には、移行をサポートするためのメールが個別に送付される予定だ。また同氏は、数百万ユーザー規模までプロダクトをスケールさせたチームの採用に関心がある企業へ、連絡を呼びかけている。
ザッパーはユーザーの資産を預かるカストディ型サービスではなく、ウォレット接続型の閲覧・管理ツールである。そのため資産自体がサービス終了により失われることはないが、DeFiポジションの確認にザッパーを利用しているユーザーは、8月3日までに代替ツールへの移行が必要となる。同種のポートフォリオ管理ツールとしては、DeBank(デバンク)やZerion(ゼリオン)などが知られている。
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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=162.4円)



