暗号資産(仮想通貨)HYPE
HYPEをトレジャリーに持つナスダック上場のハイペリオンDeFi(HYPD)は15日、スキュー・テクノロジーズと資産利用契約を結んだと発表した。50万HYPE(約3,225万ドル、約52億円)を投入し、ハイパーリキッドのHIP-3市場で機関投資家向けの無期限先物商品群を支える。
投入量はHIP-3の市場開設に必要な担保と同じ
HIP-3は、2025年10月13日にメインネットで有効化されたハイパーリキッドの機能である。50万HYPEをステークすれば、誰でもパーミッションレスに独自の無期限先物市場を展開できる。市場の選定やオラクル、レバレッジの上限は展開する側が設定する。
今回投入する50万HYPEは、この必要量と一致する。同社はリリースの副題で、自社を機関投資家向けHIP-3上場サービスの「ボンデッド・キャピタル層」と位置づけた。
つまり、市場を自ら立ち上げるのではなく、立ち上げたい事業者に担保となるHYPEを差し出す側に回る。同社はこの契約を、スキューら適格なパートナーがハイパーリキッド上で独自市場を展開するための枠組みだと説明する。
対価は出資持分と、取引量に依存しない収益
相手方のスキュー・テクノロジーズは、金融市場と機関投資家向けトレーディングの知見を持つチームが創業した企業である。当初のロードマップはHIP-3を用いた無期限先物市場に焦点を置き、その先にはインフラの成熟に応じてHIP-4によるアウトカムベース市場への対応を見込む。
ハイペリオンDeFiが受け取るのは、このスキューへの出資持分と、上場サービス収益の分配だ。分配には取引量に応じて増える部分と、取引量から独立した固定部分の両方が含まれる。市場が閑散としても一定の収入が入る設計になる。
ただし出資比率も分配率も金額も、リリースには記載がない。今回の発表は契約の締結であり、市場の立ち上げそのものでもない。
ヒョンス・ジョン最高経営責任者(CEO)は、ハイパーリキッドのインフラで新市場を立ち上げたいという要望が世界中のチームから寄せられ続けたと説明している。
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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=162.4円)



