暗号資産(仮想通貨)ATMネットワークを展開するCOINHUB(コインハブ)は18日、JR西日本SC開発と合意し、大阪市天王寺区の商業施設「天王寺ミオ」に西日本初となる暗号資産ATMを設置すると発表した。第一号機は、JR天王寺駅に直結する同施設のプラザ館2階に設置される予定だ。
現金と暗号資産の双方向取引に対応
このATMでは、利用者が現金で暗号資産を購入できるほか、保有する暗号資産を売却して、その場で日本円の現金を引き出すことも可能になる。従来オンライン中心だった暗号資産取引を、より身近に使えるようにする狙いだ。
操作は銀行ATMに近いタッチスクリーン方式で、暗号資産に不慣れな利用者でも直感的に扱えるという。COINHUBは金融庁登録済みの暗号資産交換業者として、暗号化や不正防止などのセキュリティ基準に対応するとしている。
天王寺ミオはJR天王寺駅に直結する大型商業施設で、ショッピングや飲食、各種サービスの店舗が集まる。同社は、日常の生活動線の中心となる駅商業施設にATMを置くことが、日本における暗号資産の社会実装に向けた新たな一歩になるとしている。
今回の設置は、COINHUBが構築を進めるATMネットワークの西日本第一号機にあたる。同社は今後、主要都市の商業施設や交通拠点、観光エリアなどへ展開を広げ、将来的に国内最大級となる3,000台規模のネットワーク構築を目指すとしている。
日本の暗号資産ATMは、2018年の大規模な流出事件を機に金融庁が規制を強化し、多くの事業者が撤退した経緯がある。その後、資金決済法に基づく登録と、本人確認(KYC)やマネロン対策を満たした事業者に限り設置が認められた。COINHUBは暗号資産ATM事業を金融庁へ届け出た国内初の取引所とされる。



