分散型金融(DeFi)プロトコルのether.fi(イーサファイ)は5日、日本で暗号資産(仮想通貨)対応クレジットカード「ether.fi Cash」を展開する方針を明らかにした。同プロトコルはX上で「日本で最初にVIPゴールドカードを手にするのは誰ですか?」と投稿し、専用ページへの参加と続報の確認を呼びかけた。
暗号資産担保で日常決済、非カストディアル型での提供
ether.fi Cashは、暗号資産を日常の支払いに利用できるDeFiネイティブな非カストディアル型クレジットカードとして提供される。世界1億カ所以上の加盟店で利用でき、Apple PayやGoogle Payにも対応する。
特典面では、ether.fi Cashの利用権利が含まれるメンバーシップ「The Club」のレベルやカード利用額に応じて、最大3%のキャッシュバックが付与される。カード利用時にキャッシュバックが即時発生し、自動的にアカウントへ追加される仕組みだ。
The Clubは入会費・年会費ともに無料で、物理カードもメンバーシップレベルに応じて無料提供される。Coreではプラスチックカード、LuxeとPinnacleではメタルカードが対象だ。ただし、Coreではカード発送料を含む50ドル(約8,000円)の初期費用が必要になるとしている。
RedotPayやTriaが先行、ether.fiの国内普及に期待
日本の暗号資産カード市場では、すでに複数のサービスが国内対応を進めている。RedotPayは2025年8月、暗号資産で直接決済できるVISAカードの日本発行再開を告知した。Triaも同年12月、カードが届いたユーザーに向けて有効化を促し、住所入力の案内を順次拡大していると説明していた。
その他、KASTやBitget Walletなども、日本から利用できる暗号資産カードサービスとして展開済みだ。国内ユーザーにとっては還元率や発行条件に加え、資産管理の仕組みや利用時の手数料も比較材料になりそうだ。
ether.fiの日本対応は後発となるものの、DeFiユーザー向けに設計されたカード体験を国内の日常決済にどこまで広げられるかが注目される。先行サービスとあわせて選択肢が増えることで、暗号資産カードの国内利用がさらに拡大する可能性にも期待したい。
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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=161.7円)



