資産運用会社コインシェアーズは13日、週次のデジタル資産ファンドのレポートを公開し、デジタル資産投資商品には週間約1,779億円(11億1,800万ドル)の資金が流入したことを明らかにした。1週間の流入額としては1月以来最大となり、米国の消費者物価指数(CPI)の弱さに加え、イランをめぐる停戦の動きがリスク選好の回復を後押しした可能性がある。
ビットコインに約1,390億円流入、ショート型商品も2024年11月以来の高水準
ビットコインには8億7,200万ドル(約1,387億円)が流入し、年初来の累計流入額は19億4,600万ドル(約3,096億円)に到達した。運用会社別では、iShares(ブラックロック)が8億7,100万ドル(約1,386億円)と大半を占めた。
イーサリアムは1億9,650万ドル(約313億円)の流入となり、回復の兆しを見せている。ただし、年初来では依然として1億3,000万ドル(約207億円)の純流出であり、主要な資産の中では数少ない流出超過の状態が続いている。リップルには1,930万ドル(約31億円)が流入した一方、ソラナは250万ドル(約4億円)の流出となった。
また、ビットコインのショート型投資商品にも2,020万ドル(約32億円)が流入し、2024年11月以来の高水準を記録した。強気派と弱気派の双方に資金が流入している構図であり、投資家の間で見方が分かれていることを示唆している。地域別では米国が10億6,540万ドル(約1,695億円)で全体の95%を占め、次いでドイツが3,460万ドル(約55億円)、カナダが780万ドル(約12億円)となった。
デジタル資産投資商品の取引量は前週比13%増の210億ドル(約3.3兆円)だったが、年初来平均の310億ドル(約4.9兆円)を大幅に下回る水準にとどまっている。一方、総運用資産残高(AuM)は1,446億ドル(約23兆円)に達し、2月初旬以来の水準を回復した。資金流入と運用残高は回復傾向にあるものの、取引量の低迷は続いている状況だ。
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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=159.1円)




