米イーサリアム投資企業ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズ(NYSE:BMNR)は13日、71,524 ETH(約253億円相当)を追加購入したと発表した。これにより同社のイーサリアム保有量は約487万ETH
ETHに達し、イーサリアム総供給量の4%を超える規模となった。
トム・リー会長「有事の価値保存手段として金や米国株を上回るパフォーマンス」
発表によると、12日時点での同社のポートフォリオは、以下のように構成される。総資産額は118億ドル(約1.8兆円)に達し、世界第1位のイーサリアム・トレジャリーの座を盤石なものとしている。
- 4,874,858 ETH(約1.7兆円)
- 198 BTC(約22億円)
- 著名YouTuberのMrBeastが設立した「ビースト・インダストリーズ」の持分2億ドル(約319億円)
- エイトコ・ホールディングスへの出資分8,500万ドル(約135億円)
- 7億1,900万ドル(約1,148億円)の現金
トム・リー会長は、7週目に入ったイランでの紛争が世界の金融市場を動かしていると指摘した。その上で、イーサリアムは紛争開始以降17.4%上昇し、米国株(S&P500)や金を大幅に上回るパフォーマンスを見せていると説明した。
リー会長は、この実績がイーサリアムを「戦時における価値の保存手段」として証明するものだと述べている。さらに、金融界で進む資産のトークン化や、自律的なAIが中立なブロックチェーンを必要としている現状も、イーサリアムの強い追い風になると分析した。
同社は現在の市場環境を「ミニ暗号資産(仮想通貨)の冬」とみており、過去4週間にわたりイーサリアムの購入ペースを持続的に引き上げている。今回発表された追加購入は、2025年12月下旬以来最大の買い増しである。
単一企業がイーサリアム総供給量の4%を握る事態は、市場の流動性低下を招く一方、強力な価格下支えとして機能する。「ミニ暗号資産の冬」を好機と捉え、ポートフォリオを1.8兆円規模に拡大した同社の戦略は、機関投資家による長期的な現物保有トレンドの本格化を象徴している。
関連:ビットマイン、イーサリアムステーキング基盤「MAVAN」ローンチ──314万ETHを自社運用
関連:ビットマイン会長「金・銀高騰が暗号資産の本質的価値隠す」
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=159.7円、1 ETH=354,114円、1 BTC=11,505,139円)




