米ナスダック上場のビットコイン(BTC
BTC)関連企業ナカモトは22日、同社のヘルスケアクリニックを19日に運営終了したと発表した。ヘルスケア事業の終了に伴う追加の事務手続きは、2026年第3四半期に完了する見込みだという。
事業整理と財務改善でビットコイン事業に注力
今回のクリニック閉鎖について、ナカモトは「ビットコイン運営会社への完全移行を示すものだ」と説明している。今後はメディア・情報サービス、資産運用・金融サービス、コンサルティング・アドバイザリーサービスなどに注力し、継続的な収益と各事業の成長を目指す構えだ。
ナカモトの会長兼CEOであるデビッド・ベイリー氏は、「ヘルスケアクリニックの閉鎖により、同社はビットコイン運営会社としての戦略実行に引き続き集中する」とコメント。クリニック閉鎖を節目に、ビットコイン関連事業の拡大と長期的な株主価値の構築に注力する考えを示している。
ナカモトは、ビットコインマガジンやザ・ビットコインカンファレンスなどを展開するBTC Incの親会社でもある。また、ビットコインエコシステムの上場・非上場市場投資に焦点を当てる資産運用会社UTXOマネジメントも傘下に置いている。
70億円規模の債務削減、4,467 BTCの保有を継続
ナカモトは11日にも、財務構造と資本配分に関する一連の施策を発表していた。ビットコイン約600 BTCおよびビットコイン関連デリバティブポジションの一部を売却し、約4,800万ドル(約77億円)の純収入を得たうえで、約4,500万ドル(約72億円)の債務を削減したという。
さらに、暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケンとのローン条件を見直し、約1億500万USDTの元本返済期限を2027年6月30日まで延長。一定の担保水準の維持を条件に、金利が年8.0%から7.75%へ引き下げられる可能性もあるとした。同社はこれにより、年間の資金調達コストが約400万ドル(約6.4億円)減少する見通しだと説明している。
加えて、取締役会は最大2,500万ドル(約40億円)の自社株買いプログラムも承認した。ナカモトは債務削減と借入条件の見直し後も、約4,467 BTCのビットコインを保有している。
ヘルスケア事業の終了と財務構造の見直しは、ナカモトがビットコイン関連事業へ経営資源を集中させる流れを示している。今後はメディアや資産運用などの各事業をどこまで拡大できるかが焦点となりそうだ。
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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=161.5円)
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