米暗号資産(仮想通貨)運用企業グレースケールは3日、ハイパーリキッド関連のETF(上場投資信託)「グレースケール・ハイパーリキッド・ステーキングETF(HYPG)」が明日から取引開始されると発表した。
ステーキング報酬はファンドが取得、直接保有とは異なる商品設計
グレースケールはHYPGについて、米国のHYPE関連ETFの中で最も低い総経費率を持つ商品だと説明している。管理手数料は0.29%に設定されており、HYPE価格
HYPEへのエクスポージャーだけでなく、ステーキングを組み込んでいる点が特徴となる。
同社の説明では、ステーキングによって得られる可能性のある報酬はファンドが獲得する仕組みとなっており、投資家に直接発行されるものではないという。また、ステーキング中のHYPEは一定期間ロックアップされるため、ファンドがその期間中に売却や移転を行えない可能性があるとしている。
なお、HYPGはHYPE価格やステーキングへのエクスポージャーを提供する商品だが、投資家がHYPEを直接保有するものではない。また、1940年投資会社法に基づく登録商品ではないため、同法に登録されたETFやミューチュアルファンドと同等の規制・保護は受けないとグレースケールは説明している。
HYPE関連ETF市場、累計純流入は218億円規模に
HYPE関連ETF市場では、すでにビットワイズや21シェアーズが参入している。オンチェーンデータ分析プラットフォームのソソバリューのデータによると、米HYPEスポットETF市場の累計総純流入額は執筆時点で1億3,653万ドル(約218億円)、総純資産は1億8,001万ドル(約287億円)に達している。
銘柄別では、ビットワイズの「BHYP」が累計8,296万ドル(約132億円)の純流入、21シェアーズの「THYP」が累計5,721万ドル(約91億円)の純流入となっている。既存商品に資金が集まっていることは、HYPE関連ETFが単なる新規テーマにとどまらず、一定の市場を形成し始めていることを示している。
グレースケールのHYPGが加わることで、HYPE関連ETF市場では投資商品の選択肢がさらに広がることになる。暗号資産市場が低迷する中、低手数料とステーキングを掲げるHYPGがどの程度の需要を集めるかが注目される。
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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=159.8円)



