地域銀行1,000社がステーブルコイン対応へ──コインベースがMoovと提携

地域銀行1,000社がステーブルコイン対応へ──コインベースがMoovと提携
コインベース公式Xより引用
水澤 誉往
2 Min Read
Highlights
  • コインベースが決済基盤のムーブと提携し、1,000社超の地域金融機関にステーブルコイン機能を提供する
  • 受け入れ、決済、リアルタイム資金調達を、各行が既に使う既存システムに組み込む形をとる
  • 銀行側が独自の暗号資産システムを構築する必要はなく、顧客との関係も維持できる設計だ

米暗号資産(仮想通貨)取引所大手コインベースは10日、決済インフラを手がけるMoov(ムーブ)と提携し、地域の中小金融機関にステーブルコイン機能を提供すると発表した。対象はムーブが顧客に持つ1,000社超のコミュニティバンクと信用組合で、ステーブルコインの受け入れ、決済、リアルタイムの資金調達を、各機関が既に使っている決済システムの内側に組み込む。

銀行は暗号資産の基盤を作らない

提携の仕組みは分業になっている。ムーブがコインベースのステーブルコイン決済インフラを自社の決済基盤に統合し、金融機関は暗号資産用の技術スタックを一から構築せずに機能を追加できる。

技術面では、資金の保管にコインベース・デベロッパー・プラットフォーム(CDP)のカストディアル・ウォレット口座を使い、ステーブルコインの移動はPayments APIで制御する。想定する用途は消費者決済、加盟店での受け入れ、加盟店への入金、各種の支払いと幅広い。

コインベースはこの発表で、ステーブルコインをめぐる議論の前提にも異を唱えた。地域銀行とデジタル資産は、どちらかが負けなければもう一方が勝てない関係として語られてきたが、それは事実ではないという立場だ。

数百万人の顧客を抱える地域金融機関が、参加するために暗号資産企業になる必要はない。顧客との関係を保ったまま新しい送金手段を提供できるインフラこそが必要だとしている。

現場の需要は手数料と入金スピード

背景には、地域金融機関の顧客が既に直面している課題がある。ムーブのウェイド・アーノルド共同創業者兼最高経営責任者(CEO)は「地域金融機関の法人顧客は、すでにステーブルコインでの受け取りを求められている。そして今は、自分の金融機関の外でそれを行っている」と説明した。

創業125年のCitizens Bank of Edmondのジル・カスティーヤ会長兼CEOも、地元の要望を挙げる。「今、私たちの小規模事業者のお客様が求めているのは、インターチェンジ手数料を下げる方法と、より早く支払いを受け取る方法だ」

ただし、開始時期や対応するステーブルコインの銘柄、手数料といった具体的な条件は示されていない。両社は将来的に、地域金融機関が既に提供する他の金融商品とデジタル資産をどう結びつけられるかも検討するとしている。

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株式会社jaybe 代表取締役。香川県三豊市出身。2010年4月、株式会社一誠社入社。2011年よりFX取引を開始。2016年3月30日、bitFlyer代表取締役社長・加納裕三氏が出演する動画で仮想通貨に興味を持ち、 1BTC価格47,180円で0.02BTCを購入したことが仮想通貨投資の始まり。2017年11月、仮想通貨投資で身に付けた知識・経験を活かし、自身初のブログ「次男坊の仮想通貨な日」を立ち上げ。2018年4月、JinaCoinの前身である「ジナキャッシュ」開設。2019年10月、収益の安定化に成功し、株式会社一誠社を退職、個人事業主として独立。2020年6月、事業拡大に伴い、株式会社jaybe(法人番号:7470001018079)を創業。 2023年、メディアの名称を「JinaCoin」に変更。月間15万PVを超える仮想通貨情報メディアに成長させる。現在は仮想通貨投資を行う傍ら、仮想通貨の普及活動やマーケットリサーチ等を行なっている。2024年6月、一般社団法人 日本クリプトコイン協会の「暗号通貨認定アドバイザー」資格を取得。仮想通貨投資活動:現物保有・デリバティブ取引・DeFi運用・エアドロップ活動。好きな銘柄:ビットコイン。著書:海外FXのはじめ方完全ガイド。WEB取材:凄腕FXトレーダーへインタビュ ー!vol.8=TitanFX。趣味:投資全般・SEO・読書
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