作家の竹田恒泰氏が代表取締役を務める株式会社エクスチェンジャーズは9日、決済プロトコル「x402」を用いた日本円建て決済の実証に成功したと発表した。同社はこれを国内初の事例(同社調べ)としている。
電子マネー「XJPY」でガスレス決済を実装
x402は、米暗号資産(仮想通貨)取引所大手コインベースが開発したオープン決済プロトコル。AIエージェントやAPIがウェブ上のやり取りの中で自律的に支払いを完結できる仕組みで、既存の主要な実装は米ドル建てステーブルコインUSDCが中心だ。
今回の決済手段は同社発行の電子マネー「XJPY」。資金決済法に基づく前払式支払手段であり、暗号資産やステーブルコインには該当しない。
実証は閉じた社内環境のプライベートブロックチェーン上で実施された。本人確認(KYC)済みウォレットとの連携に加え、利用者がガス代(手数料)を負担しないガスレス決済を組み合わせており、これらを一体で実装した日本円建てのx402決済は国内初だと同社は説明している。
x402を巡っては、4月2日に米Linux Foundation傘下で運営団体「x402 Foundation」が発足。Visa(ビザ)やMastercard(マスターカード)、グーグル、マイクロソフトなど22社が創設参加を表明したほか、国内でも5月にコインチェックがAIエージェント向け決済の共同研究を始めている。
エクスチェンジャーズは今後、実環境でのテストへ移行し、AIエージェントによる日本円決済の実用化を目指すとしている。
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