米国のビットコイン現物ETFだけで85万BTC(約9.2兆円相当)、ビットコインの総供給量の4%を保有している
今年1月に米国に上場したビットコイン上場投資信託(ETF)が保有するビットコインが85万BTCを超え、過去最高を更新した。上場からわずか4ヶ月でビットコインの総供給量2100万BTCのうち4%を占めるまで成長した。23日、HODL15Capitalの調査により明らかになった
ビットコインETFのスケジュールを更新
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HODL15Capitalのデータによると、最も多くビットコインを保有しているのはグレースケールで、28.9万BTC(約200億ドル=約3.1兆円相当)にのぼる。2番目は世界最大の資産運用会社「ブラックロック」のETFで28.3万BTC(約196億ドル=約3兆円相当)と僅差で続いている。
ビットコインETFは米国だけではなく、カナダやドイツ、スイスなどでも上場しており、これらを含めた世界全体のビットコインETFは合計98万枚(約685億ドル=約10兆円)を保有している。
データ分析プラットフォーム「SoSoValue」によると、5月22日のビットコイン現物ETFの純流入額は1.5億ドルで、8日連続の純流入となった。また米国ではイーサリアムの現物ETFが近いうちに承認されるのではという見方も強まっており、仮想通貨相場は浮足立っている。
資産運用会社「Coinshares(コインシェアーズ)」のリサーチ部門責任者ジェームズ・バターフィル氏は、ビットコイン価格が金利予想に再連動し始めると考察しており、実際8日前の15日に発表された米消費者物価指数(CPI)の結果を受け、投資家の間で米中央銀行が利上げを行うとの見方が強まって以降、純流入が続いている。
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