東証プライム上場のgumi(3903)が手がける「推し活」プロジェクトの基軸トークン、オシトークン(OSHI)が急落している。4日、高値0.02572ドルから終値0.002821ドルまで89.03%下落した。
同日は、国内で唯一OSHIを取り扱うBITPOINTが取扱廃止を発表した日にあたる。
3日の高値からは約90.7%安

下落は1日で完結している。
OSHIは3日に0.03112ドル(約4.86円)の高値を付けており、そこから4日の終値0.002821ドルまでの下落率は90.94%に達する。5日はいったん反発し、13時17分時点で0.002906ドル(約0.45円)、前日比3.01%高で推移している。
ただし同日の安値は0.002531ドルで、3日の高値からは91.87%安の水準まで下げた。反発したとはいえ、現在値は3日の高値を約90.7%下回っている。
国内で取り扱う交換業者がゼロに
BITPOINTは4日、OSHIを含む6銘柄の取扱いを10月28日13時に廃止すると発表した。ほかの対象はビルドアンドビルド(BNB)、ディープコイン(DEP)、ジャスミー(JMY)、ペペ(PEPE)、オフィシャル・トランプ(TRUMP)である。
同社の発表によれば、公告日時点でOSHIを取り扱う他の国内暗号資産交換業者は存在しない。廃止により、OSHIは国内の登録交換業者による取扱いがなくなる見通しだ。
他の5銘柄には国内外に移管先があるのに対し、OSHIだけは行き場がない。同じ告知に含まれた銘柄でも、影響の大きさが異なる理由がここにある。
OSHIの購入は10月7日16時に終了し、同時刻に入金受付も止まる。売却と出金は10月28日13時までとなる。残高が売却も出金もされずに口座に残った場合、BITPOINTが11月中をめどに市場価格で売却し、日本円に換金して顧客口座へ付与する。
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海外では取引継続、ただし出来高は約1,791万円

OSHIの売買が完全に不可能になるわけではない。5日時点で、海外の5つの市場が取引を継続している。
出来高が最も多いのは海外取引所ゲートのOSHI/USDTで、24時間で5万493ドル、全体の44.06%を占める。次いでMEXCが3万8,222ドルで33.35%と続く。
3位はポリゴン上の分散型取引所クイックスワップv3で、OSHI/MCHC建てが1万9,319ドル、16.86%。ビコノミーとBTSEも取り扱っている。
問題は規模である。
5市場を合計しても24時間の出来高は11万4,602ドル(約1,791万円)にとどまる。国内販路が消えた後、この薄い市場に流動性を依存することになる。
市場間の価格差も開いている。最も高いゲートの0.003400ドルに対し、最も安いBTSEは0.002421ドル。その差は40.4%に達する。裁定が働きにくいほど板が薄いことを示す数字だ。
2024年2月に上場、当時は0.6ドル台も
OSHIは、gumiが主導する「OSHI3プロジェクト」の基軸トークンである。発行体はシンガポールに拠点を置くBOBG PTE. LTD.。ブロックチェーンを活用して推し活を拡大する構想を掲げ、ゲームとの連携も進めてきた。
BITPOINTへの上場は2024年2月27日で、当時は上場を材料に大きく買われた経緯がある。2024年3月下旬には0.6ドル前後の高値を付けている。
今回の急落について、gumiからの公式発表は確認されていない。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=156.26円)
