約375億円の暗号資産窃盗、22歳の首謀者が有罪認める──米司法省

約375億円の暗号資産窃盗、22歳の首謀者が有罪認める──米司法省
DOJより引用
shoko-koyama
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Highlights
  • 2.45億ドル超(約375億円)の暗号資産を盗んだ国際サイバー犯罪組織の首謀者が有罪を認めた
  • シンガポール国籍のマローン・ラム被告(22)が、RICO(威力脅迫及び腐敗組織法)違反の共謀1件で有罪答弁
  • 手口はソーシャルエンジニアリング。盗んだ資金は高級車28台や別荘、プライベートジェットに費やされた

米司法省(DOJ)コロンビア特別区連邦検察局は8日、2.45億ドル(約375億円)を超える暗号資産を盗み資金洗浄した国際サイバー犯罪組織の首謀者、マローン・ラム(Malone Lam)被告(22、シンガポール国籍、マイアミ在住)が、ワシントンD.C.の連邦地裁で有罪を認めたと発表した。同被告はRICO(威力脅迫及び腐敗組織法)違反の共謀1件について、コリーン・コラー・コテリー連邦地裁判事の前で有罪を答弁した。判事は12月8日にステータスヒアリングを開くことを決めた。

ソーシャルエンジニアリングで被害者から資産を窃取

司法省の裁判資料によると、この犯罪組織は遅くとも2023年10月に始まり、少なくとも2025年5月まで続いた。カリフォルニア、コネチカット、ニューヨーク、フロリダの各州および国外に拠点を置くメンバーで構成され、オンラインゲームのプラットフォーム上でのつながりを通じて発展したとされる。

手口は「ソーシャルエンジニアリング」だ。被害者を心理的に操作して情報を聞き出し、暗号資産ウォレットから資産を抜き取る方法で、時には住居への侵入も併用したという。

ラム被告は「Anne Hathaway」などの偽名を使い、この組織を組織化し、標的となる被害者を特定したうえで、共謀者それぞれの役割を調整していた。

盗んだ資金で高級車28台、一晩50万ドルのクラブ

出典:米司法省コロンビア特別区連邦検察局

盗まれた暗号資産は、豪奢な生活の原資となっていた。司法省によれば、組織のメンバーや関係者は、一晩あたり最大50万ドルに達するナイトクラブでのサービス、数万ドル相当の高級ハンドバッグ、10万ドルから50万ドル超の高級腕時計、数万ドル相当の高級衣類などを購入していた。

さらに、ロサンゼルスやハンプトンズ、マイアミの賃貸住宅、移動用のプライベートジェットのレンタル、私設警備チーム、そして10万ドルから380万ドルの範囲に及ぶ高級車の車列も、盗んだ資金でまかなわれていたという。

ラム被告は2025年9月18日、マイアミの賃貸住宅で逮捕された。本件は連邦検察局、連邦捜査局(FBI)ワシントン支局、内国歳入庁犯罪捜査部(IRS-CI)ワシントンD.C.支局が捜査を担当している。

ジャニーン・フェリス・ピロ連邦検事は「サイバー犯罪の帝国を築いても、我々はあなたを見つけ出し、その活動を解体し、責任を追及する」とコメント。「この被告は、欺瞞によって被害者を食い物にし、プライバシーを侵害し、数億ドルの暗号資産を盗んだ国際的なネットワークを率いていた」と述べた。

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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=153.2円)

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仮想通貨歴6年。ニュース記者歴4年。常に仮想通貨ニュースを追う。情報ソースを追究し正しい情報をわかりやすく伝えることに努めている。仮想通貨は下落するたび買い増すタイプで、主にステーキングで資産運用中。
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