ビットコインレイヤー2「Stacks(スタックス)」上で最大のレンディングプロトコルであるZest Protocol(ゼスト・プロトコル)は15日、ネイティブトークン「ZEST」のトークン配布計画とTGE(トークン生成イベント)の概要を発表した。Tim Draper氏のDraper Associates、Yzi Labs(旧バイナンスラボ)、Stacks創設者ムニーブ・アリ氏のTrust Machinesが出資するプロジェクトで、5年間のビットコイン上での開発を経たトークンローンチとなる。
総供給量10億枚、コミュニティが最大配分
ZESTの総供給量は10億枚で固定されている。配分はコミュニティ(エアドロップ・ユーザーインセンティブ)が27.83%で最大、エコシステム開発(流動性・パートナーシップ・マーケティング・取引所上場等)が24.82%、投資家が22.35%、チーム(コア開発者)が25%となっている。

チームと投資家のトークンには1年間のロック期間と3年間のリニアベスティングが設定されており、長期的なインセンティブの整合を図る設計だ。エコシステム開発枠は12ヶ月のリニアベスティングで、TGE時に取引流動性確保のための一部アンロックが行われる。

シーズン1エアドロップは段階的分配、大口集中を防止
コミュニティ配分のうち、シーズン1ポイント保有者には全体の2%が割り当てられる。TGE時に0.1%がアンロックされ、4ヶ月目に0.3%、5ヶ月目に0.3%、6ヶ月目に0.3%がクレーム可能となり、残り1%は6ヶ月後以降に配布される。スナップショットは5月13日に取得済みで、その時点でポイントの蓄積は停止している。
エアドロップの配分はポイントリーダーボードに基づくリニア配分を基本とし、1ウォレットあたりの上限を全エアドロップ配分の5%に設定。超過分は他のウォレットに再分配される仕組みだ。スナップショット時点でアクティブなポジションを持つウォレットには1.25倍のボーナスが適用され、Zest Protocol GenesisNFT保有者にはBootstrapper(1.5倍)、Champion(1.6倍)、King(1.7倍)のブースト倍率が付与される。
StacksとBNBチェーンで同時ローンチ
ZESTはスタックスとBNBチェーンの2チェーンで初日からローンチされる。スタックスは約1億ドルのTVLと800BTC超のデプロイを擁する同プロトコルのホームチェーンであり、BNBチェーンは出資元Yzi Labsとのエコシステム連携およびスタックスのSIP-10トークン規格に未対応の取引所への上場を容易にする目的がある。
トークンのユーティリティとしてはガバナンスとステーキングが計画されているが、まずはプロダクトの実行とTVL拡大を優先し、プロトコルが十分な規模に達した段階で順次実装する方針だ。先日のDraper Summit 2026で発表されたBitcoin Collateral Vaults(ビットコインL1上でBTCを自己保管したままステーブルコインを借りる機能)と、スタックスのデュアルステーキングが今後の主要な触媒となる。
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