欧州委員会は20日、EUの暗号資産規制枠組みである「MiCA(暗号資産市場規則)」の機能について、ステークホルダーや一般市民からのフィードバックを収集するためのコンサルテーションを開始した。
市場と国際動向の変化を踏まえた規制枠組みの評価
暗号資産市場とより広い政策環境が拡大し続ける中、欧州委員会は現在の規制枠組みが依然として目的に適しているかどうかを評価している。2024年に施行されたMiCAは、暗号資産および関連サービスに関するEUの統一的な規制枠組みを確立し、暗号資産、資産参照型トークン、電子マネートークン(ステーブルコイン)、それらの発行者、および暗号資産サービスプロバイダーを対象としている。
MiCA規制が策定されて以来、デジタル資産市場は進化を続けており、グローバルな政策や規制環境も大きく変化した。そのため、欧州委員会は市場および国際的な動向を踏まえて、EUの規制枠組みを更新する必要があるかどうかを慎重に評価している。
今回のコンサルテーションは、MiCAの主要な構成要素に関するフィードバックを求めるものであり、一般向けのパブリックコンサルテーションと、より専門的なターゲットコンサルテーションの2つが含まれている。ターゲットコンサルテーションは、デジタル資産の発行者やサービスプロバイダー、金融機関、テクノロジープロバイダー、学術機関、シンクタンク、業界団体、消費者・公益団体、EU公的機関などのステークホルダーを対象としており、技術的および法的な質問が設けられている。
コンサルテーションの受け付けは8月31日までとなっており、収集されたすべてのフィードバックは、デジタル資産に関する欧州委員会の将来の政策立案に活用される予定だ。
欧州における暗号資産規制の基盤となるMiCAの評価と見直しは、今後の市場環境に大きな影響を与える可能性がある。グローバルな規制動向と合わせて、今回のコンサルテーションの結果や欧州委員会の次なる政策対応が注目される。
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