DeFiネットワークのFlare(フレア)は19日、ハードウェアウォレットのディセント(D’CENT)と提携し、XRP保有者がウォレットから直接利回り金庫(イールドボールト)にアクセスできる機能を開始したと発表した。新しいチェーンやウォレットの追加、ガストークンの購入は一切不要で、XRPレジャー上の署名2回だけで完結する。
署名2回で完結、完全ノンカストディアルの仕組み
今回の統合はフレアの独自技術「スマートアカウント(FSA)」によって実現した。ユーザーがディセントデバイス上で1回目のXRPレジャー署名を行うと、フレア上で担保の予約と入金先の金庫が指定される。2回目の署名でXRPがXRPレジャー上のコアボールトに送られると、フレア上でFXRP(XRPのフレア版トークン)が自動的にミントされ、選択した金庫に入金される。出金も同じ2署名の流れだ。中間業者がユーザーの資産を預かることはなく、すべての操作はXRPレジャーの署名に紐づいた完全ノンカストディアルな設計となっている。
ローンチ時点で利用可能な金庫は2種類ある。ファルコンエックス傘下の資産運用会社が運営する「モナーク XRPイールドボールト(MXRPY)」は、オンチェーンとオフチェーンの両方の利回り戦略を組み合わせたマルチストラテジー型だ。もう一つの「アーンXRP(earnXRP)」はオンチェーン戦略キュレーターのクリアスターが運用し、完全オンチェーンでXRP建てのリターンを自動複利で提供する。
XRPアライアンスも同時発足
今回の統合と同時に、XRPエコシステムの拡大を目指す連合体「XRPアライアンス」が発足した。ディセントが主導し、フレア、ドップラー、バンクサ、スクイッドが初期メンバーとして参画する。フレアは連合の中で「XRPのプログラマブルレイヤー」を担い、エフアセットによるXRPのオンチェーン表現とスマートアカウントによるチェーン抽象化を提供する役割だ。
ディセントは33万人超のハードウェアウォレットユーザーと72万人超のアプリユーザーを擁し、米国・韓国・英国・カナダ・日本に展開している。フレアの共同創業者ヒューゴ・フィリオン氏は「ディセントはアジア、特に韓国で最も広く使われているハードウェアウォレットの一つだ。セキュリティを最優先にしてきたXRP保有者が、信頼するデバイスから離れることなく利回りを得られるようになる」とコメントしている。
なお、6月8日までの期間限定でディセントのプラットフォーム手数料が無料となるキャンペーンも実施中だ。総額5万5,000ドル(約875万円)相当のXRP・FLR報酬プールが用意されており、ウォレット購入や250 XRP以上の保有、モナーク金庫への入金といったクエストをクリアすることで報酬を受け取れる。
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関連銘柄:
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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=159.06円)



