ブルームバーグのETF(上場投資信託)アナリストのジェームズ・セイファート氏は12日、米国初となるHYPE(ハイパーリキッド)現物ETF「21シェアーズ・ハイパーリキッドETF(ティッカー:THYP)」の初日取引高が180万ドル(約2.8億円)に達したことを報告した。
ローンチ後2.5時間では約1.2億円の取引量を記録
セイファート氏はX投稿内で「とても堅調な一日で、間違いなく平均的なETFローンチより良い」と評価した一方、「めちゃくちゃな感じではない」として冷静な見方を示している。シード資金についてSNSユーザーから問われた際は、約72万5,000〜75万ドル(約1億〜1.2億円)との推測を示した。
THYPはHYPEへの直接的な現物連動型の投資手段を提供し、ステーキング報酬を投資家に還元する仕組みを備えている。手数料は0.30%で、ステーキング報酬は四半期ごとに分配される予定だ。セイファート氏によると、THYPはローンチ当日最初の2.5時間で約75万ドル(約1.2億円)の取引量を記録したという。
なお、21シェアーズはTHYPに加え、「21シェアーズ 2x ロング ハイパーリキッドETF(ティッカー:TXXH)」も併せてナスダックに上場したことを発表している。TXXHはHYPEの日次パフォーマンスの2倍を目指すレバレッジ型で、手数料は1.89%の設定となっている。
広がるHYPE現物ETFの選択肢、次のローンチはビットワイズか?
セイファート氏は投稿内で、次のローンチとしてビットワイズの「ビットワイズ・ハイパーリキッドETF(ティッカー:BHYP)」に期待を示しており、HYPE関連ETF市場への参入が今後広がっていく可能性をうかがわせた。ビットワイズは先月10日に、米国証券取引委員会(SEC)へBHYPの第2次修正届出書を提出している。
一方、グレースケールは今月11日、HYPE現物ETF「グレースケール・ハイパーリキッド・ステーキングETF(ティッカー:HYPG)」の修正届出書を米国証券取引委員会(SEC)へ提出した。同ETFは条件が満たされればステーキングも実施する方針だが、提出時点では条件未達成のため実施は見送られている。
ハイパーリキッド関連の投資商品をめぐる競争が本格化しつつある今、投資家にとっての選択肢は着実に増えつつある。分散型取引所(DEX)発のトークンがETF市場で存在感を強めていく潮流に期待したい。
関連:21シェアーズ、ハイパーリキッドのHYPE現物ETFをナスダック上場
関連:ハイパーリキッドのHYPE現物ETFローンチ間近か──ビットワイズがSECに最終届出
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=157.6円)



