法人向け電力小売りやデジタルアセット事業を展開する東証スタンダード上場のリミックスポイント(3825)は23日、4月22日開催の取締役会で新たに総額5億円の暗号資産を追加購入する方針を決議し、第1弾として2億5,000万円相当のビットコイン(BTC)20.0312枚を購入したと発表した。平均取得単価は1BTCあたり約1,248万円となる。
BTC保有1,431枚、国内4位ANAPとの差は1BTCに

今回の購入により、同社のBTC保有量は1,431.33BTCとなった。国内上場企業ビットコイン保有ランキングでは4位を維持しているが、3位のANAPホールディングス(1,432BTC)との差はわずか1BTC未満まで縮まっている。
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JinaCoinのデータによると、4月23日時点のリミックスポイントのBTC評価額は約178億円、平均取得単価は約1,383.9万円で、未実現損益は約-20億円(-10.1%)となっている。株式市場での評価を示すmNAV(時価総額÷BTC保有評価額)は1.89倍で、時価総額(約336億円)がBTC保有価値を上回っている状態だ。

国内上場企業のBTC
BTC総保有量は46,344BTC(約5,771億円)に達している。上位5社の状況を見ると、mNAVの水準には大きなばらつきがある。メタプラネット(40,177BTC)は0.86倍と株価がBTC保有価値を下回る一方、ANAP(1,432BTC)は0.42倍とさらに割安な水準にある。リミックスポイントの1.89倍は上位企業の中では比較的高い水準で、市場からはBTC保有以外の事業価値も評価されていることを示唆している。5位のコンヴァノ(763BTC)は5.85倍と突出して高い。

同社はBTCのほかにイーサリアム
ETH約901枚、ソラナ
SOL約13,920枚、リップル
XRP約119万枚、ドージコイン
DOGE約280万枚も保有しており、暗号資産全体の時価評価額は約189億円、簿価は約154億円で、2027年3月期ベースの評価益は約35億円となっている。
一方、同社は2026年3月期(通期)の連結決算で暗号資産評価損を58億9,300万円計上する見通しであることもあわせて開示した。同社は暗号資産の保有残高を四半期ごとに時価評価しており、当該評価損は売上高の減少として連結損益計算書に反映される予定だ。決算短信は5月15日に公表が予定されている。
なお、残り2億5,000万円分の追加購入について、対象銘柄や時期は今後の市場環境を見ながら判断するとみられる。




