ソラナ基盤の分散型取引所(DEX)アグリゲーターであるJupiter(ジュピター)は4日、ソラナ初の完全ネイティブな予測市場「Jupiter Forecast」の提供を開始した。幅広いカテゴリを扱う既存の「Jup Predict」に統合される形で展開され、まず15分単位の暗号資産市場から提供を始める。
単一プールではなく、複数のマーケットメーカーが競争する新モデル
Jupiter Forecastの最大の特徴は、従来の予測市場が採用してきた「単一の流動性プールに対して取引する」モデルを廃し、複数のマーケットメーカーが競争的に価格を提示する仕組みを採用した点だ。ユーザーは自動的に最良価格を提示したマーケットメーカーと取引できるため、より有利な価格での執行が期待できる。ジュピターは「Prop AMM(プロプライエタリAMM)であれば、関心のある市場に対して自由に価格を提示できる」と説明しており、流動性の多様化と競争原理の導入によって、予測市場のユーザー体験を大きく改善することを目指している。
また、Forecast内の各市場には独自のネイティブトークンが発行される。これにより、パートナーとのインテグレーションが容易になるとともに、ソラナエコシステム全体のコンポーザビリティ(相互運用性)が高まるとジュピターは説明している。なお、ジュピターはポリマーケットとの連携も継続する方針であり、Forecastはあくまで「追加的な流動性モデル」として位置づけられている。
サービス開始当初は15分単位の暗号資産市場から展開し、今後カテゴリを順次拡大していく予定だ。ジュピターはソラナ上の最大手のDEXアグリゲーターであるが、今回のForecastはスワップや貸出に続く新たなユースケースとして、プラットフォームの総合的な価値向上を狙う動きとみられる。予測市場という新たな軸でソラナエコシステムをどこまで広げられるか、今後の展開が注目される。
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