NEC、暗号資産カストディに参入──クリプトガレージと組み、国産化へ動く

NEC、アバランチ活用の決済基盤を検討──来日前の顔認証でステーブルコイン支払い
画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
shoko-koyama
2 Min Read
Highlights
  • NECとクリプトガレージが、国産のデジタル資産カストディシステムの共同開発で協業する
  • 2027年中に予定される金融商品取引法改正を見据え、金融機関・機関投資家・企業向けに提供する
  • 海外製カストディへの依存が課題となるなか、日本の法規制・商慣習に対応した国産基盤を目指す

日本電気(NEC、6701)と株式会社Crypto Garage(クリプトガレージ)は5日、国産のデジタル資産カストディシステムの開発に向けて協業すると発表した。カストディとは、投資家に代わって暗号資産(仮想通貨)などのデジタル資産を保管・管理する仕組みを指す。

両社は2026年内に開発へ着手し、2027年中に予定される金融商品取引法(金商法)改正の施行後、速やかな稼働開始を目指す。

海外製依存からの脱却、国産カストディの必要性

背景にあるのは、日本の制度整備の進展と機関投資家の参入だ。金商法改正や関連法令の整備が進み、機関投資家や企業による暗号資産投資、ステーブルコインを用いた決済・資金管理への関心が高まっている。

ビットコインETFの普及やステーキングによる取引量の増大も見込まれ、より信頼性の高いカストディの需要が増すと両社はみている。

一方で、現在普及しているカストディシステムの多くは海外企業が提供しており、日本語対応、国内の法規制や商慣習への対応、サプライチェーンリスクの管理が課題となっていた。両社は、日本企業が開発し高度なセキュリティを備えた国産システムが求められていると指摘する。

NECが基盤、クリプトガレージが鍵管理を担当

開発では、両社が役割を分担する。NECは、金融機関の業務に最適化した管理者向けアプリやクライアントアプリの開発、カストディ基盤の構築を担う。同社の金融機関向けモダナイゼーションプログラムを活用し、制度更新にも即応できる柔軟なシステムを目指すとしている。

クリプトガレージは、法人向けカストディ業務や暗号資産トレジャリー領域での実績を活かし、高度な秘密鍵管理技術や、AML/CFT(マネーロンダリング・テロ資金供与対策)に準拠したバックエンドの開発を担当する。

同社はデジタルガレージと東京短資が設立した暗号資産交換業者で、法人向けサービス「SETTLENET」を手がけてきた。

両社は今後、ステーブルコインの保管・管理ニーズも視野に入れた拡張性の高い設計を進める方針だ。さらに、国産カストディおよびウォレット技術の標準化・普及に向け、金融機関を巻き込んだコンソーシアムの組成も検討するとしている。

関連:スタンダードチャータード、仮想通貨カストディ再編──SBI出資先ゾディアを自行に統合へ
関連:金融庁、仮想通貨取引所に疑似攻撃テスト実施へ

仮想通貨の最新情報を逃さない!GoogleニュースでJinaCoinをフォロー!

JinaCoinメルマガ開始
SOURCES:PRTimes
Share This Article
Follow:
仮想通貨歴6年。ニュース記者歴4年。常に仮想通貨ニュースを追う。情報ソースを追究し正しい情報をわかりやすく伝えることに努めている。仮想通貨は下落するたび買い増すタイプで、主にステーキングで資産運用中。
コメントはまだありません

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA