暗号資産マーケットメーカーのGSRは22日、ビットコイン(BTC)・イーサリアム(ETH)・ソラナ(SOL)の3銘柄に分散投資するETF「GSR Crypto Core3 ETF(ティッカー:BESO)」を米ナスダックに上場した。経費率は1.00%で、ETHとSOLのステーキング報酬をファンド内に取り込む設計が特徴だ。
毎週リバランスとステーキング報酬で差別化——BTC・ETH・SOLの3銘柄に一本で投資
BESOは、BTC
BTCをマクロ資産として位置づけつつ、ステーブルコインやトークン化などの分野で革新を牽引するETH・SOLをあわせて保有する構成になっている。単純に3銘柄を均等に持つのではなく、GSR独自の市場シグナルに基づいて毎週資産配分を見直す点が特徴で、「過去のデータではなく、機会とリスクが今どこに向かっているか」を配分に反映させる設計だ。
さらに、ETH
ETHとSOL
SOLのステーキング報酬をトラスト(信託)が体系的に獲得する仕組みを採用している。ステーキングとはデジタル資産をブロックチェーンのネットワークに預け入れてセキュリティ向上に貢献し、その対価として報酬を受け取る仕組みで、この報酬は投資家に直接配当として支払われるのではなく、ファンド全体のリターン向上に充てられる。
なお、BESOはデジタル資産に直接投資するのではなく、関連ETFなどを経由して間接的に価格変動リスクを取る構造になっている。そのため、暗号資産特有の価格変動リスクに加え、ステーキングに伴う資金拘束(アンボンディング期間)やバリデーターの不具合といった固有のリスクも存在する。また、上場直後のファンドであるため運用実績がない点も留意が必要だ。
3銘柄への分散とステーキング利回り、さらに動的な配分調整を1本のETFで得られる点は、暗号資産市場への幅広いエクスポージャーを求める投資家にとって選択肢になる。毎週のリバランスがボラティリティの高い市場でどのような結果を出すか、今後の運用実績に委ねられる。
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