東証上場クオンタムS、売れる暗号資産を売り切り──BTCはゼロ、ETHは担保3,050枚

東証上場クオンタムS、売れる暗号資産を売り切り──BTCはゼロ、ETHは担保3,050枚
クオンタムS公式サイトより引用
shoko-koyama
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Highlights
  • クオンタムSの子会社が31日にETH714.80枚とBTC5.07枚を売却。BTCの保有残高はゼロに
  • ETHは3,050枚が残るが全量が借入の担保。直ちに売却できる暗号資産はなくなった
  • 売却益は合計約5,000万円の見込み。ETHの売却単価2,410ドルは帳簿価額を20%上回る

東証スタンダード上場のクオンタムソリューションズ(2338)は1日、連結子会社のGPT Pals Studio Limited(GPT)が暗号資産(仮想通貨)のイーサリアム(ETHETH)とビットコイン(BTCBTC)を売却したと発表した。

売却日はいずれも8月31日で、合計約5,000万円の売却益を計上する見込みとしている。

売れるETHを売り切り、BTCはゼロに

ETHの売却数量は714.80枚。売却単価は1枚あたり2,410ドルで、代金は172万2,648.62ドル(約2億7,500万円)となった。

この714.80枚は、GPTの暗号資産取引口座にあった売却可能なETHの全量にあたる。

売却後もグループには3,050枚のETHが残るが、こちらは4月13日から借入の担保として、シンガポールの金融サービス企業へ差し入れられている。今回の売却により、直ちに売却できるETHの残高はなくなった。

BTCについては、保有していた5.07枚の全量を売却した。売却単価は1枚7万7,516.4682ドル、代金は39万2,982.37ドル(約6,300万円)。これにより同社グループのBTC保有残高はゼロとなった。

ETHの累計売却数量は3,618.80枚となり、7月30日に引き上げた売却上限4,375枚に対する残枠は756.20枚となる。

売却単価は帳簿価額を20%上回る

今回の売却益はETHが約4,600万円、BTCが約300万円で、合計約5,000万円。2027年2月期第2四半期に計上する見込みだ。

ただしこの損益は、購入時の平均取得単価との差額ではない。同社は2027年2月期第1四半期末(2026年5月31日時点)に保有暗号資産の時価評価を実施しており、その後の帳簿価額を基礎として算定される。

基準となる帳簿価額はETHが1枚2,003.97ドル、BTCが1枚7万3,593ドルだ。今回のETHの売却単価2,410ドルはこれを20.3%、BTCの7万7,516ドルは5.3%上回る。

同社は6月16日に904枚を1,777.07ドル、7月30日に1,000枚を1,903ドルで売却しており、いずれも帳簿価額を下回ったため売却損を計上していた。8月20日の1,000枚と今回の714.80枚は、いずれも売却益となる。

一連の売却は、AIインフラストラクチャ(AIDC)事業の推進に必要な資金確保を目的としている。データセンター利用契約やGPU設備の導入、事業立ち上げ準備などに資金需要が見込まれるためで、6月4日に方針を決議していた。

同社は今後、暗号資産の保有状況その他に変更が生じた場合、速やかに知らせるとしている。

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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=159円82銭)

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仮想通貨歴6年。ニュース記者歴4年。常に仮想通貨ニュースを追う。情報ソースを追究し正しい情報をわかりやすく伝えることに努めている。仮想通貨は下落するたび買い増すタイプで、主にステーキングで資産運用中。
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