金融庁、暗号資産とステーブルコインの監督強化へ──13人の増員要求

金融庁フォーラム議事録、給付金にステーブルコイン検討──国債の研究会も
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水澤 誉往
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Highlights
  • 金融庁が令和9年度の機構・定員要求を公表。暗号資産取引業者の監視体制強化に室長を新設
  • 「新たな金融サービスに対応するための体制強化」は13人。電子決済手段等取引業者も対象
  • 予算要求の総額は403億円で前年度比134億円増。オンチェーン金融手法の利活用も盛り込む

金融庁は31日、令和9(2027)年度の予算と機構・定員の要求内容を公表した。暗号資産(仮想通貨)取引業者に対するモニタリング体制の強化を掲げ、室長の設置などを求めている。

暗号資産と電子決済手段に室長

定員要求は合計32人の増員だ。定員合理化等で18人が減るため、差し引き14人の純増となる。

32人は2つの柱に分かれる。「新たな金融サービスに対応するための体制強化」に13人、「金融機能の更なる発揮、金融システムへの信頼の確保」に19人という配分だ。

前者に並ぶ4項目のうち、筆頭に置かれたのが暗号資産取引業者へのモニタリング体制の強化である。室長の設置等が明記された。

残る3項目は、フロンティアAI等の新たな技術進展に伴うリスクへの対応(企画官の設置等)、デジタル技術を活用した決済の高度化推進(室長の設置等)、電子決済手段等取引業者の監督体制の強化だ。

資料が「暗号資産取引業者」と記している点も目を引く。現行の登録業者の呼称は暗号資産交換業者で、取引業者への変更は7月15日に成立した改正金融商品取引法によるものだ。同法は暗号資産の規制を資金決済法から金商法へ移す内容で、施行は2027年中の見通しとなっている。

後者の19人には、地域金融力強化に向けた検査の質の向上、協同組織金融機関へのモニタリング体制強化、サステナビリティ情報の保証業務、大量保有報告書に係る開示検査や無登録業者への犯則調査の実施体制強化、金融行政のDX化などが含まれる。

8月に課へ格上げしたばかり

金融庁は今年8月7日の組織再編で、総合政策局に置かれていた暗号資産・ブロックチェーン・イノベーション参事官室を「暗号資産・ステーブルコイン課」へ格上げし、新設の資産運用・保険監督局の下に移した。

参事官室の下にあった暗号資産モニタリング室も、そのまま同課へ引き継がれている。イノベーション推進室からはデジタル決済企画室が分かれ、室の数は1つ増えた。

今回の要求は、この体制をさらに厚くする位置づけとなる。ただし資料には、室長をどの部署に置くかまでの記載はない。

関連:金融庁が「暗号資産・ステーブルコイン課」を新設──監督体制を格上げ

予算総額403億円

予算要求の総額は403億円で、前年度予算から134億円増える。内訳は人件費200億円、物件費155億円、デジタル庁一括計上48億円。金融庁は「資産運用立国」の取組をさらに発展させるための予算だと説明している。

主な政策的経費は3本柱で構成される。地域金融力の強化に28億円、「強い経済」を実現する成長投資の促進に48億円、金融システムの信頼確保と利用者保護に64億円だ。

このうち成長投資の促進には「デジタル技術を用いた金融サービスの変革」が含まれ、括弧書きでオンチェーンの金融手法の利活用と、デジタル決済と連携した決済システムの構築促進が挙げられている。

信頼確保と利用者保護の64億円には、金融機関におけるサイバーセキュリティ対策の強化と耐量子計算機暗号(PQC)への移行支援、AI活用による監視・モニタリング基盤の整備が並ぶ。

資料にはこのほか、政府全体の「補助金の点検・見直し」への対応として、行政事業レビューの公開プロセスを活用した点検を実施したことも記載されている。

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株式会社jaybe 代表取締役。香川県三豊市出身。2010年4月、株式会社一誠社入社。2011年よりFX取引を開始。2016年3月30日、bitFlyer代表取締役社長・加納裕三氏が出演する動画で仮想通貨に興味を持ち、 1BTC価格47,180円で0.02BTCを購入したことが仮想通貨投資の始まり。2017年11月、仮想通貨投資で身に付けた知識・経験を活かし、自身初のブログ「次男坊の仮想通貨な日」を立ち上げ。2018年4月、JinaCoinの前身である「ジナキャッシュ」開設。2019年10月、収益の安定化に成功し、株式会社一誠社を退職、個人事業主として独立。2020年6月、事業拡大に伴い、株式会社jaybe(法人番号:7470001018079)を創業。 2023年、メディアの名称を「JinaCoin」に変更。月間15万PVを超える仮想通貨情報メディアに成長させる。現在は仮想通貨投資を行う傍ら、仮想通貨の普及活動やマーケットリサーチ等を行なっている。2024年6月、一般社団法人 日本クリプトコイン協会の「暗号通貨認定アドバイザー」資格を取得。仮想通貨投資活動:現物保有・デリバティブ取引・DeFi運用・エアドロップ活動。好きな銘柄:ビットコイン。著書:海外FXのはじめ方完全ガイド。WEB取材:凄腕FXトレーダーへインタビュ ー!vol.8=TitanFX。趣味:投資全般・SEO・読書
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