「Neo Crypto Bank構想」を掲げる東証グロース上場のイオレ(2334)は31日、暗号資産(仮想通貨)ハイパーリキッド(
HYPE)を追加取得したと適時開示した。7月30日から8月31日までに、約8,709.56917795 HYPEを8,991万5,336円で買い付けた。
予告どおり8月末までに1億円
今回の平均購入単価は約10,323.7409円だった。
これで累計の購入金額は1億円ちょうど、累計購入枚数は約9,787.82387106 HYPEとなり、累計の平均取得単価は約10,217円となった。7月29日の開示で示していた「8月末までに1億円」という取得計画を、予告どおりに完了させた形だ。
差し引きで計算すると、7月30日時点の初回取得分は約1,078.25 HYPE、金額にして1,008万4,664円、単価は約9,353円になる。1カ月で買い増した分のほうが、単価はやや高い。
足元の価格は同社の平均取得単価を上回っている。HYPEは31日時点で80.9ドル前後で推移しており、1ドル159.37円で換算すると約12,893円。この水準で保有分を評価すると約1億2,619万円となり、取得価額を2,600万円ほど上回る計算だ。
HYPEは、分散型取引所(DEX)ハイパーリキッドのネイティブトークンである。同取引所は永久先物取引に特化した独自のレイヤー1ブロックチェーンを基盤とし、イーサリアム互換環境「HyperEVM」も併せ持つ。
BTC購入枠をHYPEへ
原資は新株予約権による調達資金である。同社は7月16日付の開示で、第14回新株予約権(行使価額修正条項付)と第15回新株予約権で調達する資金の使途のうち、「①ビットコイン(
BTC)の購入」を「①デジタルアセットの購入」へ変更したと公表していた。
今回のHYPE取得は、その変更方針に沿ったものだ。市場環境や流動性、自社の資金状況などを総合的に勘案しながら、HYPEを含むデジタルアセットの追加取得を機動的に検討していくとしている。
位置づけについて同社は、HYPEの保有を単なる資金運用にとどめず、推進中のオンチェーン金融事業とWeb3関連事業の基盤強化に資する戦略的な取り組みの一つだと説明した。
会計処理にも触れている。監査法人との協議を踏まえ、既存および新規保有のビットコイン同様、四半期ごとに時価評価を行い、評価損益を損益計算書に計上する予定だという。
今期業績に与える影響は現時点で未定とし、重要な影響が判明した場合は速やかに開示するとしている。
関連:イオレ、BTC単独から分散へ──国内初のHYPE取得、8月末までに1億円
関連:イオレ、暗号資産レンディングJ-CAMと戦略提携──「Neo Crypto Bank構想」実現へAI技術活用も検討
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=159.37円)


