マイケル・セイラー氏率いる世界最大のビットコイン(
BTC)トレジャリー企業ストラテジー(旧マイクロストラテジー、MSTR)は31日、8月24日から30日にかけて4,603 BTCを追加取得したとSECに提出したForm 8-Kで明らかにした。取得額は3億6,970万ドル(約589億円)にのぼる。
2カ月ぶりの買い増し
平均取得単価は手数料などを含めて1 BTCあたり8万318ドルだった。
これにより保有量は840,447 BTCから845,050 BTCへ増加。累計の取得額は637億3,000万ドル、累計の平均取得単価は7万5,412ドルとなった。
同社の新規取得は6月21日の開示を最後に止まっていた。8月17日と24日の開示では2週続けて保有量が840,447 BTCのまま据え置かれており、今回が約2カ月ぶりの買い増しにあたる。
フォン・リーCEOは8月10日、年内にビットコインの買い増しを再開する考えを示していた。同社は2026年に入って4度にわたり計6,948 BTCを売却し、優先株の配当やSTRCの買戻しに充てている。売却フェーズから取得フェーズへ戻った形だ。
普通株を売り、BTCと優先株買戻しへ
原資はATM(市場価格による自社株売出し)である。期間中に売却したのは普通株MSTRの4,531,421株のみで、優先株4銘柄の売却はいずれもゼロだった。
普通株売却による純収入は6億280万ドル(約961億円)にのぼる。8-Kはその使途を4つに分けて開示している。
最も大きいのがビットコインの購入で3億6,970万ドル。次いでSTRC株の買戻しに1億5,180万ドル、STRC株の配当原資に5,070万ドル、USD Cashの積み増しに3,000万ドルが充てられた。普通株で調達した資金の6割強がビットコインへ向かった計算になる。
買戻しの実績も開示された。デジタルクレジット証券買戻しプログラムに基づき、STRC株を1,557,177株、1億5,180万ドルで取得している。他の優先株とMSTR株の買戻しはなかった。
USD Reserveは51億ドル
8月30日時点で、優先株の配当や負債の利払いを支える米ドル準備金「USD Reserve」の残高は51億ドル(約8,128億円)。ビットコイン取得や資本管理に幅広く使える「USD Cash」は16億1,000万ドル(約2,566億円)となった。いずれも未決済のATM入金予定額を含む。
今後の余力も大きい。買戻しプログラムの残枠は優先株が3億6,480万ドル、MSTR株が10億ドル。ATMの発行可能残高はMSTR株が190億9,080万ドル、STRC株が175億1,080万ドルなどとなっている。
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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=159.37円)


