NFTマーケットプレイス最大手のOpenSea(オープンシー)は1日、ソラナ上のNFT取引に対応したと公式Xで発表した。主要コレクションの売買、取引、入札が可能になったとしている。
「愛するNFTを一つの場所で」
投稿は日本時間1日午前7時7分。「Solana NFTs are now live on OpenSea」との書き出しで、ソラナの主要コレクションを売買・取引・入札できるようになったと伝えた。
同社は「愛するNFTを一つの場所で」という一文を添え、1分32秒の動画を公開している。
オープンシーは2025年5月に次世代基盤「OS2」を正式リリースし、複数チェーンへの対応を進めてきた。イーサリアムを中心に据えてきた同社にとって、ソラナへの対応は取扱いの幅を広げる動きにあたる。
ソラナNFTへの対応は初めてではない。同社は2022年4月にベータ版として提供を始めたが、当時はソラナ特化のマーケットプレイスが取引の大半を占め、定着しなかった。その後ベータは終了し、2025年4月にOS2でソラナのトークン取引に対応した際も、NFTは後日と説明していた。
トレカが動かすソラナのNFT

ソラナのNFT市場は現在、デジタルアートではなく現物のトレーディングカードが牽引している。
ソラナ財団が7月に公開した資料によると、鑑定済みの実物カードを保管庫に預けてNFTを発行するコレクター・クリプトは、トークン化したカードが13万枚を超え、累計取引高は16億ドル(約2,550億円)に達した。
同様の仕組みを持つフィジタルズも、10万枚超のカードをトークン化し、2億5,000万ドル(約398億円)を超える取引高を記録している。
いずれも保有者はNFTを取引できるほか、現物の発送を求めることもできる。取引のたびにカードを動かす必要がないため、鑑定や配送にかかる手間と費用を省ける仕組みだ。
この分野でソラナが選ばれる理由は手数料の安さにある。同財団は、標準的な取引の手数料が1セント未満にとどまるため、単価の低いカードでも採算が合うと説明する。オンチェーンのトレーディングカード取引において、ソラナは全体のおよそ75%を占めるという。
背景には現物市場そのものの拡大がある。同財団の資料では、鑑定会社PSAが2025年に鑑定したカードは1,900万枚超で、2020年の200万枚から大きく増えた。ポケモンカードは2026年3月末までに累計850億枚以上が生産されている。
関連:OpenSea、次世代プラットフォーム「OS2」正式リリース──報酬制度と独自トークン導入へ
関連:OpenSea、無期限先物に参入へ──基盤はハイパーリキッドか、NFTから転換
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=159.37円)


