2024年にマジックエデンで出品したNFTに流出リスク──3チェーンで承認の取り消しを

2024年にマジックエデンで出品したNFTに流出リスク──3チェーンで承認の取り消しを
マジックエデン公式サイトより引用
shoko-koyama
2 Min Read
Highlights
  • マジックエデンが2024年に使っていたNFT取引の仕組みに欠陥。当時の出品NFTが攻撃にさらされた
  • ホワイトハットが23,155点(570万ドル超)を救出したが、660WETHは回収が間に合わなかった
  • 2024年2〜10月ごろに出品した人は、イーサリアムなど3チェーンで承認の取り消しが必要

NFTマーケットプレイスのMagic Eden(マジックエデン)は25日、同社が2024年にイーサリアム系チェーン(EVM)での取引の決済に使っていた「Payment Processor V2」の欠陥が、攻撃に悪用されたと明らかにした。2024年2月ごろから10月ごろまでに同社のEVMマーケットプレイスで出品したNFTが影響を受ける可能性があるとして、利用者に承認の取り消しを呼びかけている。

停止できないV2、ホワイトハットが2.3万点を救出

Payment Processor V2は、リミットブレイクが開発・運営するNFTの取引プロトコルである。マジックエデンは2024年10月に使用をやめ、2026年1〜3月期にはEVMマーケットプレイス自体を閉じた。現在出品中のNFTに影響はないという。

問題を広く知らせたのは、Yuga Labs(ユガ・ラボ)の0xQuit氏だ。同氏が25日に投稿した説明によると、何者かが米東部時間の午前9時に欠陥を突き、次のNFTを盗んだ。

コレクション盗まれた数
Meebits10点
Otherdeeds50点
World of Women10点
Desperate ApeWives235点
攻撃で盗まれたNFT(出典:0xQuit氏のX投稿)

同じ欠陥を抱えていた「Payment Processor V3」は、リミットブレイクがすぐに一時停止した。しかしV2には一時停止の機能がなく、エイプチェーン上のV3も一時的に停止できない状態だった。このため0xQuit氏らは、攻撃者より先にNFTを安全な場所へ移すホワイトハット作戦に踏み切った。

救出したNFTは23,155点で、価値は570万ドル(約9億円)を超える。持ち主は、問題の承認を取り消した後に返還を求められるようになるという。

一方、同様の手口を逆向きに使えばWETHも盗めることが後からわかり、危険にさらされていた660WETH(約2.8億円)は回収が間に合わなかった。0xQuit氏は、最初の攻撃から12時間以上たって報告を受けたとしている。

3チェーンで承認の取り消しを

NFTを出品すると、利用者はコントラクトにNFTを動かす許可(承認)を与える。この許可は取り消すまで有効なため、マジックエデンが使うのをやめた後も、古い承認が攻撃の入り口として残っていた。同社はEVMマーケットプレイスで出品や取引をした利用者に、次の手順での取り消しを求めている。

  1. Revoke.cashを開き、イーサリアムでV2のコントラクトアドレス「0x9A1D00bEd7CD04BCDA516d721A596eb22Aac6834」を絞り込む
  2. 表示されたNFTの「approved for all」の承認をすべて取り消す
  3. ポリゴンとBaseでも同じ作業を繰り返す

エイプチェーンのV3(0x9a1D00000000fC540e2000560054812452eB5366)に承認を与えている場合も、取り消しが必要だと0xQuit氏は呼びかけた。

取り消しても、すでに移されたNFTやトークンは戻らない。

マジックエデンは、プロトコルの運営者であるリミットブレイクに連絡を取り、転送の一時停止を含め、ほかに取れる対策がないかを確認している。影響の調査は続いており、追って情報を更新するとしている。

※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=157.4円)

仮想通貨の最新情報を逃さない!GoogleニュースでJinaCoinをフォロー!

JinaCoinメルマガ開始
Share This Article
仮想通貨歴6年。ニュース記者歴4年。常に仮想通貨ニュースを追う。情報ソースを追究し正しい情報をわかりやすく伝えることに努めている。仮想通貨は下落するたび買い増すタイプで、主にステーキングで資産運用中。
コメントはまだありません

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA